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【書評】神田昌典さんの「非常識な成功法則」はあらゆる成功者が参考にした1冊!

どうもこんにちは。チカトサです。  

先日、神田昌典さんの「非常識な成功法則」を読んだので、書評をしていこうと思います。

この本では、よくある成功本で書かれている

お金は後からついてくる
謙虚でなければならない
本当に大切なのは、お金じゃない
人との出会いを大切にする…

といった、よくあるありきたりな成功法則を扱った内容ではなく、成功するための具体的な習慣が書かれています。

初版は2002年に出版された大ベストセラー本なのですが、あらゆる成功者が実践してきたことでも有名です。

今の年収の10倍稼ぎたい
自由な暮らしを手に入れたい
独立しようと思っているが、中々行動に移せない

こういった人にとってはとても為になる一冊です!

一番のポイントは、
目標を紙に書いて眺めることで、潜在意識をプログラミングするといったところでしょうか。

約20年前に書かれた本ですが、確実に今でも役立つ内容なので、是非読んでおきたい本です。

というわけで、この記事では「【書評】神田昌典さんの「非常識な成功法則」はあらゆる成功者が参考にした1冊!」について書いていきます。

神田昌典さんの“非常識な成功法則“とはどんな本?【概要】


”非常識な成功法則【新装版】”は 、2011年10月28日に発売された書籍です。

わかりやすい文章で書かれているので、集中して読めば全255ページを【約5時間】で読み終えることができます。

著者の神田昌典さんのプロフィールも紹介しておきます。
神田昌典(かんだまさのり)

経営コンサルタント・作家・日本を代表する国際的マーケッター
アルマ・クリエイション株式会社 代表取締役
日本最大級の読書会である、一般社団法人リードフォーアクション 代表理事

上智大学外国語学部卒。ニューヨーク大学経済学修士、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士。
大学3年次に外交官試験合格、4年次より外務省経済部に勤務。
戦略コンサルティング会社、米国家電メーカーの日本代表として活躍後、1998年、経営コンサルタントとして独立。
2014年5月、米国ウォートン校が主催する「ウォートングローバルフォーラム東京」における特別講座にて、唯一の日本人講師を務める。
11月、自ら開発した創造的問題解決スキル「フューチャーマッピング」を、米国研修企業の招聘によりセミナー開催。スタンディングオベーションが続く大絶賛を受ける。
2018年 国際的マーケティング賞として著名な「ECHO賞」の、国際審査員に選出。
ビジネス分野のみならず、NPO法人学修デザイナー協会理事を務めるなど、教育界でも精力的な活動を行っている。

といった超がつくほどのエリートな方です。
他にも“あなたの会社が90日で儲かる!”など多数著書が出版されています。

“非常識な成功法則”の 目次は以下の通りです。

序章 成功は「悪の感情」から始まる
第1の習慣 やりたくないことを見つける
第2の習慣 自分にかける催眠術
第3の習慣 自分に都合のいい肩書を持つ
第4の習慣 非常識的情報獲得術
第5の習慣 殿様バッタのセールス
第6の習慣 お金を溺愛する
第7の習慣 決断は、思い切らない
第8の習慣 成功のダークサイドを知る
おわりに

この本の中で最も印象的だった内容は、

「悪」のエネルギーを活用する
やりたくないことの明確化
目標を紙に書き出す

と言ったところでしょうか。

「悪」のエネルギーを活用する

先にも述べた、

お金は後からついてくる
謙虚でなければならない
本当に大切なのは、お金じゃない
人との出会いを大切にする…

といった言葉は、
成功者が自らを戒めるための言葉であり、成功した所以ではないのです。

まだ結果を残していない凡人がこういった言葉を鵜呑みにしても、成功しずらくなるだけです。

そこで筆者は、お金と心の問題を切り離すことを勧めています。
むしろ、贅沢したい、モテたい、見返してやりたいといったような「悪の感情」を原動力にして動き出した方がお金を稼ぎやすいと言います。

まずはお金を稼いで、その後に「謙虚さ」や「感謝の心」を磨いていけば良いのだと筆者は言っています。

お金 → 心
の順番なんですね。

やりたくないことの明確化

「やりたいことをやるのが良い」といった言葉をよく耳にしますよね。
ですが、「やりたいこと」の中には「やりたくないこと」も含まれている状況が多々あります。

例えば、「会社を大きくしたい」というやりたいことを突き詰めるがあまり、「家族を無下にする」といった本末転倒な状況が発生してしまうのです。

「やりたくないこと」の後に、反作用として「やりたいこと」をあげることで、情熱を持って取り組むことが出来るのだと言います。

ただ注意しないといけないのが、「『やりたくないこと』はやらなければいい」と単純解釈して、あらゆることを放り出してしまったら、ただのニートになってしまします。

そこで「やりたくないこと」と「やりたいこと」の決着をつける必要があるのです。以下のようなことを自問自答してみましょう。

・本当にやりたくないのか?その中で、一番やりたくないことは何なのか?
(例:会社がやりたくないのではなく、売り込みをしたくない)
・次のステップに進むために、十分な経験や学びを得たか?
・まだ不十分だとすると、何をする必要があるか?いつまでにやるか?

さらに自分の人生のミッションとは何かを考えましょう。

・余命があと半年だったら、何をやらなければならないのか?
・その半年間が無給だったとしてもやるべきことは何か?

目標を紙に書き出す

目標を紙に書き出すことで実現するのだと筆者は言っています。
なぜかと言うと、それは脳のメカニズムにあるのです。

脳は紙に書かれた目標を見続けることで、高精度なアンテナを張って、必要な情報収集をするのだそうです。
その結果、ほしい情報を入手したり、その為の行動をとったりすることで目標を実現できるのです。

自分自身に催眠術をかけている
潜在意識をプログラミングしている

といった状況なのです。

ここで先ほどの「やりたくないこと」「やりたいこと」「ミッション」といったものを紙やノートに書いて、できればクリアファイルに入れて毎日持ち歩くと良いと筆者は言っています。

さらに目標設定も重要で、SMARTの原則という、
S (Specific)具体的である。
M (Measurable)計測ができる。
A (Agreed upon)同意している。
R (Realistic)現実的である。
T (Timely)期日が明確。

といった内容を踏まえた目標が良いとしています。

例えば、「豊かになる」といった目標は抽象的すぎます。
こういった目標を設定すると挫折しやすい為、
S (Specific)具体的である。(年収アップ)
M (Measurable)計測ができる。(1000万円アップ)
A (Agreed upon)同意している。(この年収は、確かに必要だ)
R (Realistic)現実的である。(そのぐらいは達成可能な数字だ)
T (Timely)期日が明確。(来年4月30日までに)

といった感じです。

また、目標を達成するごとに“小さなご褒美”を与えることも、「目標に向かうこと=楽しい」と脳が勘違いし、やる気ホルモンが出てくるそうです。

その他の習慣

〇自分に都合のいい肩書を持つ
「スーパー○○○」といったような、自分の欠点をものともしない人物像を表現することで、その欠点を軽く乗り越えられるとしています。
例えば、

スーパー・プロフィリック・ライター
スーパー・ラビング・ファーザー
スーパー・セールスマン

こういったセルフイメージと一緒に服装も変えることで、成功に近づきます。

〇非常識的情報収集獲得
大量に本を読んだり、経営の為のカセットテープを聞くことをオススメしています。

20年前のことなので、カセットテープと書いていますが、今ではYouTubeですね。
電車に乗っている時や車を運転している時は常にインプットに徹しろということです。

〇殿様バッタのセールス
お客さんと商談交渉の際には下手にでるのではなく、「ほしい」と言わせることが重要なのです。
そのため、

お願い営業はしない
できるだけ早くNOの返事を得る

といったルールを課して、見込み客にのみアプローチを取りましょう。

〇お金を溺愛する
起業家にとって、金銭教育は最も重要な知識であり、以下のお金をコントロールするための3つの原則は、本当に大切です。

➊お金に対する罪悪感を持たないこと
➋自分の年収は、自分で決めること
➌お金が入ってくる流れを作ること。出ていく流れを作ってはならない

〇決断は、思い切らない
こういったノウハウ本を読んだところで、行動に移さないと意味がない。
とは言え、本を読んで行動に移せる人は1割にも満たない。

しかし現在の状況を脱却して前に進まないといけない。
そこで4つの感情が沸きあがる。

➊将来の「いい面」に対する感情
将来の「悪い面」に対する感情
➌現在
の「いい面」に対する感情➍現在の「悪い面」に対する感情

これらを思考しながら、現在の「悪い面」か将来の「いい面」かの二者択一ではなく、「第3の道」を見出すのです。
4つの感情のバランスを取り、まずは何からやって、次に何をすれば良いのか、といった具合です。

〇成功のダークサイドを知る
年収が10倍になったからと言って、それで幸福がゲットできるかと思ったら大間違い!みたいです。

神田昌典さんの“非常識な成功法則”を読んだ感想

 この記事では、「【書評】神田昌典さんの「非常識な成功法則」はあらゆる成功者が参考にした1冊!」について書いてきました。

書けなかったことの中にも、
「お金の匂いを嗅ぐ」
「お金の色やデザインを好きになる」

といったお話はとても興味深くで面白いお話でした。

目標を紙に書いて眺めるだけで、大変な効果があるとは知らなかったので、是非実践したいところですね。

というわけで、今回の記事は以上です。
ぜひ、また見に来てください♪

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