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社会をエンジニア視点で紐解いてみる

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「社会を1つのシステムとして捉えると、システム設計の観点で事象を説明できる」 という気づきを得たのを機に、社会の問題をシステム設計の視点で紐解いていくお話です。主に「お金」という…
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インボイス問題をエンジニア流に処理してみた

社会を1つのシステムと捉えて、 エンジニア視点で紐解いてみるシリーズ。 今回は、現在繰り広げられているインボイス騒動を、 「運用しているシステムで障害が発生した状況」 と捉えて、 『インボイス制度導入インシデント』を起票して、 システムエンジニア流に処理してみる。 インシデント概要2023年10月から導入されるインボイス制度によって、以下が引き起こされることが問題視されている。 免税事業者の廃業 物価高騰 各事業者のインボイス制度導入に伴う会計処理の負担増 これに

「お金」という概念をシステム設計の視点で見てみる

前回、 「社会を1つのシステムとして捉えると、システム設計の観点で事象を説明できる」 という気づきを得て面白くなったので、自分の身の回りの色々な課題をシステム設計の観点で紐解き始めた。 というわけで、今回は 「お金」という概念をシステム設計の視点で見てみると…? というお話。 「そのシステムは何であるか」 システムを開発する上で大切なことは、 「そのシステムは何であるか」 を明確にして、そこからぶれないこと。 気を付けたいのは、「できるかどうか」で判断しないということ。

「哲学×システム設計」で社会を説明してみる

「君は哲学的な考え方をするね」 哲学対話会を主催している知人にそう声を掛けられて、 1年くらい前から、週1で哲学について話す会に参加している。 これまでの人生で哲学に興味を持ったことは特になく、 哲学的な考え方って何だ??と思ったのだけど、 てんでばらばらの職種の人間が集まって、 真面目にアリストテレスやらソクラテスやらについて話す日もあれば、 誰かの悩み事に耳を傾けたり、近況をだべったりするゆるい会なので、 毎週、なんとなく部室に立ち寄るようなノリで参加を続けている。