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障害者の命の選別。

暗いタイトルから始まってすみません。悠祐です。

介護事業所を立ち上げてから2年半が経ちまして、正直感じているのは
命の選別はもう始まっているなということです。

というのも、最近新規依頼がくるのはほとんど「重度訪問3時間」「重度訪問2時間」という枠ばかりで、
簡単にいうと「儲けが少ない仕事」です。
そして「なんでその枠空いたんですか?」と聞くと「前に入っていた事業所が急に全枠抜けてしまって」
という衝撃解答。全枠って…。
結果、人がいなくてトイレにも行けない風呂も入れない家族は眠れない、という話もよく聞きます。

そんなわけでSAISONは受けられる限り受けているのですが正直人が足りていないです。
ついこの前「ヘルパー入ったからお仕事受けますよ〜」とチラシ配ったのですが9割埋まりました。
あと残ってるの2枠くらいです。
でもそれもピンチ枠(コロナで人がいなくなったとき用)で取っておこうかなって思っている時間帯。
まだ迷い中です。

うちは営利企業ではないので、そんなにたくさん利益が出なくても問題ないし(株主配当とかないから誰からも経営に文句言われないので)
短時間だから、といってお断りすることはないです。
純粋に「人がいねぇ」か「ヘルパーの人権無視するなら無理」の二つでしか仕事は断りません。

しかし。こんなこと言っていられるのも今のうち。
国が「事業所の大規模化」を言い始めているので、うちみたいな小規模事業所はやっていけなくなる可能性もあります。
そうなるとどんどん進む「儲からない利用者は受けない」の仕組み。

うちも対策しないとなと思いつつ、この規模だからできることをしっかりやりたいという当初の思いを
捨てたくないなというジレンマです。

もう少し考えよう。


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