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嫉妬すら感じない実力差

古屋雄作という人を知っているだろうか?
知らない方は、先ずこの動画を観て欲しい。
神動画である。


すごい。久しぶりに傑作を観た。
調べたら、「うんこドリル」、「スカイフィッシュの捕まえ方」の人だった。やあ、お久しぶりです!という感じ。
昔、「スカイフィッシュの捕まえ方」をツタヤで借りてきた。衝撃だった。全巻借りて観た。人の怒らせ方のDVDも勿論借りた。
板尾創路は尊敬しているが、その板尾さんの出ている編は、どうしても笑いのプロフェッショナル感が出てしまって、板尾創路編より国内編、サイエンスジャーニー編の方が良かった記憶がある。素人の底力。そして、それを発揮させるディレクションの秀逸さを今は思う。
「板尾創路の脱獄王」は凄かった。が、一般人の方が面白い場合というのもあるのだ。(一般人か、もしくは役者だと思う。芸人ではない。)
これはイラン映画にも通じる共通項だ。アッバス・キアロスタミ監督のファンで、ブルーレイBOXも持っている。キアロスタミ作品は美しい。子供が多く出るのはイランの宗教上の制約らしいが、制約を寧ろ活かしている感じがする。「友だちのうちはどこ?」「ホームワーク」はとても良かった。胸がほっこりする温かい感動を覚えたので、心に潤いの欲しい人は是非観て欲しい。

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B092YCKM6P/ref=atv_dp_share_cu_r

狂気と冷静さの同居といえる古屋作品と、芸術の神の嘉したもうキアロスタミ作品の美しさを比較するのは変なことだろうか?変かもしれない。一個だけ「一般人の演技」という共通項で結ぶのは、不遜で申し訳ない…。ごめんなさい。(両方とも好きなのはホントです…。)

そこで古屋氏にインスパイアされ、小説を書きたくなった。
その筋書きを書き出してみたが、全然ダメ。時間が勿体なかった。愚か。
余りに彼我の差があると、嫉妬すら感じない。古屋氏に敬意を。
(少し恥ずかしいが、その駄作を約束された小説のプロットである…。)

青春野球小説

バイセクシャル(二刀流)の主人公
ニーチェ高校進学科(神学科)
秋田の田舎の高校
プロ野球(安心タイガースvs烏瓜ジャイアンツ)の観戦と感動
八人しか部員がいない野球部
幽霊部員の勧誘(本当の幽霊というオチ)
試合中、尿意と便意との戦い
夜、浜辺の特訓(灯台の灯りをサーチライトに見立て匍匐前進)
秋田東京北海道愛媛中央国際医科歯科大学附属高校(通称アキフ)との決戦
マネージャー桃子さんへの告白
失恋旅行でインドへ
Fin


愚か。
才能か…。
古屋氏のDVD欲しい。

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