だめ

私が死ねば私のことを嫌いな人はみんな喜ぶけど、私は死ねずに生きていて、とても本当にダメである。
ではなぜ私は生きているのかというと、私はとてもダメで、死ぬ事ができない。過去に一度失敗した。あの時の恐怖が蘇っては怖くて怖くてまたあの苦しみを味わわなければ死ねないのかと思うと、どうして助けたんだという気持ちになる。
どうして助けたんだ私を。どうして助けておいて、辛い思いさせるんだ自分勝手だ。
死ぬしかないという気持ちが頭を埋め尽くしてしまい、どうしたら良いかわからない。死ぬしかない、死ぬしかないという気持ちだ。死ぬしかない私は。ギタリストになりたいと新たな夢を持ち、最近は本当に頑張っていたが、死ぬしかない。
何故ならギタリストになったところで、私を嫌いな人が私が死んで喜ぶ事実は変わらないからだ。私を嫌いな人が私が死んで喜ぶのであれば、私は少しでも誰かを喜ばせたい。
私は生きている時点でみんなを傷つけているのだから、死んだとてみんな同じ傷でしかない。
問題は親だ。本当に問題だ。私が死んだら可哀想な唯一の存在である。私に数多の金をかけ、たくさんの愛を注いだ。可哀想だ。
どうしたら親にお金が入る。可哀想だ。
でも、私はいずれ死ぬ。辛い。
どうしたらいいんだ。親が可哀想だ。

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