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【ECだからできる、パッケージデザイン遊び】成分表示・作り方まで、すべて厨二語で書かれた「厨二病ラーメン」

鹿児島ラーメンの製麺会社「イシマル食品」さんが、厨二病ラーメンという、新しいラーメンブランドを開始しました。これの商品企画をご一緒させて頂きました。

リリースから1週間で、目標の470%/378人の支援があり、とても嬉しいです。


厨二病ラーメンとは?

大正5年創業の歴史あるラーメン会社が、もっと鹿児島ラーメンの魅力を知ってもらうために、ラーメンを厨二的解釈したバージョンを発表しました。味の説明から、ラーメンの作り方、成分表示に至るまで全てを厨二っぽく説明した商品です。

味は「魔法陣味、不死鳥味、豚骨のテーゼ味」の3つのラインナップ。

見た目は厨二ですが、味は鹿児島ラーメンの本格派です。ふつうに美味しいです。僕はふだんスーパーで売ってる定番の袋麺しか食べてなかったので、けっこうびっくりしました。個人的には、魔法陣ラーメンが好きです。世界樹(わさび)が効いてて美味しいです。

ぜひ一度、お救世主(めしあ)がりください!

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見慣れたラーメンの裏面が、全部厨二

このラーメンの特長の1つが「パッケージの裏面」です。こちら、一見ふつうのラーメンのパッケージですが…

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拡大すると…

全部、厨二っぽく説明されています!

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成分表示も、すべて厨二です。

不死鳥ラーメンにはチャクラが426kcal入っています。

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公式サイトでは、ぶひろべえ(イシマル食品さんの公式キャラ)が、嬉しそう成分について紹介してくれてます。

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3つの味

「魔法陣味」
魔法陣とマンドラゴラのエーテルに世界樹を召喚せよ

異世界(鹿児島)名物の、魔法陣(まぐろ)ラーメン。魔法陣(まぐろの頭)とマンドラゴラ(野菜類)のエーテル(スープ)に、世界樹(わさび)を召喚し(加え)、救世主(めしあ)がれ。

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「不死鳥味」
不死身のヴァミノ=ノーサンを纏い、闇の不死鳥を使役

不死身(うまみ成分)のヴァミノ=ノーサン(アミノ酸)を纏い闇の不死鳥(黒さつま鶏)を使役(使用)した、異世界(鹿児島)のラーメンが舞い降りる。

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「豚骨のテーゼ味」
暗黒大陸のエーテルと異世界のコクトゥ=マミの奇跡を…


久遠の昔…サツ=マハーン時代(薩摩藩の時代)に生み出された異世界(鹿児島)の暗黒(黒豚)。そのカルマ(旨味)が凝縮された暗黒大陸(黒豚エキス)を使用した豚骨のテーゼ(とんこつラーメン)。奇跡のコクトゥ=マミ(コクと旨味)が溢れた神水エーテル(スープ)を刮目せよ。

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※ちなみに、成分表示・作り方などの正しい日本語翻訳は、パッケージの中に紙が入っています。

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魔法陣ランチョンマット

イシマル食品さんはノリがよくて、つい勢いあまって、ラーメンを召喚できるランチョンマットも作ってしまいました。。

いつ使うんだろうこれ、、と思っていましたが、わが家では、子供のご飯を召喚して遊べたりするので、意外と使えてます。

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withコロナ/リモート時代のパッケージデザイン

で、ここまで宣伝で、やっと本題なんですが…

コロナの影響もあって、世の中的にECサイトで商品を買う機会がグッと増えました。

スーパーなど、お店の棚に置く場合は、成分表示など表記しないといけないものが多いので、パッケージの制限がけっこうあります。しかし、ECのみで販売する場合、パッケージの自由度はアップします。

そもそも店に置いてあるパッケージデザインは、棚で目立つ必要があるし、店で手にとって商品情報を知ってもらう必要があります。なので、それなりの派手さとか、それなりの過剰な情報が載ることになります。



それがECサイトでの販売となると、例えば飲料ならラベルレスで売ることができます。家で飲むだけなら、パッケージなんていらないし、最初から余分なパッケージなくして、ゴミも減らすことができます。僕もウィルキンソン飲みたい時は、amazonでラベルレスで買ってます。(ペットボトルそのものがエコではないので、エコ視点で買ってるとは言いきれませんが)


少し前の記事ですが、こんな試みも。暮らしに馴染むためのパッケージ。正直、家に置くものは、全部この前提でデザインしたものがいいなぁと思います。洗剤とかトイレットペーパーの袋とかも全部。


リモート時代になったことで、この流れはもっと加速したらいいなと思います。パッケージデザインの解放です。




そんな背景があるので、普通は過剰デザインを抑えるのが正攻法です。

で、そのちょっと変形版の攻め方として「既存のパッケージのハック」があってもいいなと思い、今回の企画に至りました。

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もちろん正しい成分表示は示す必要があるので、マクアケのコメント欄や、パッケージの中に正しい情報は同封されています。

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鹿児島ラーメン、最高です。

最後にイシマル食品さんの、鹿児島ラーメンの紹介を貼っておきます。

鹿児島ラーメンとは?

九州のラーメンと聞くと福岡県を思い浮かべる方も多いことでしょう。
一方でそんな本流から外れた独自の路線で多くのファンを魅了しているものとして、「鹿児島ラーメン」は存在します。鹿児島ラーメンは、九州ラーメンの中では久留米ラーメンの影響を受けてないという点が大きな特徴です。知名度はそれほど高くありませんが、後引く旨さが楽しめ、一度食べたら病みつきになること間違いありません。

鹿児島ラーメンの始まりは昭和22年。当時横浜で看護師をしていた「のぼる屋」の創業者は、患者さんであった中国人からスープの作り方を習ったことが始まりであると言われています。そのスープを自分好みにアレンジしでき上がったものが、鹿児島ラーメンのルーツなのです。さらに鹿児島ラーメンの歴史に欠かせないのが、「こむらさき」という県内でその名の知れたお店です。こちらの店舗は、ビーフンを基にした細麺と野菜たっぷりのマイルドな味わいが特徴です。

鹿児島ラーメンは、基本的に白い濁りがなく、鶏ガラや野菜などの旨味が加わったあっさり系の優しい味わいが特徴です。麺は店舗により異なりますが、太麺もしくはビーフンのような細麺が提供されています。どの店舗でも麺は軟らかめに仕上げているため、胃に優しいラーメンでもあります。


正直、厨二ラーメンでなくても、普通にイシマル食品さんの鹿児島ラーメンが美味しいので、よかったら試しに一度食べてみてください。以下、私のベスト3です。



おすすめラーメン:ベスト3


1位:わさびとの相性が最高のマグロラーメン


2位:勝武士ラーメン


3位:黒さつま鶏ラーメン




厨二病ラーメンは、マクアケでの販売は6/15までです!

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