生まれたときの重さ/身長を再現した「バースクッション」
写真でも動画でもない、新しい記録メディア「重さ」のお話です。
生まれたときの重さは忘れる
こどもはどんどん重くなります。気づいたら3歳とかになっていて、友達の赤ちゃんを抱っこしたら、「えー!こんな軽いの!」とか言ったりして。
生まれたときのこどもの体重は、数字は覚えていても、抱っこしたときの重さの感覚は忘れちゃいますよね。写真はたくさん残るけど、重さは忘れちゃう。
でもその重さを保存できたら、「新しい記録メディア」としてすばらしいんじゃないかと思いました。
生まれたときの体重のクッション
そこで、生まれたときの「重さ/身長」を再現したクッションを作りました。(長男バージョンを作成)
抱っこすると、その懐かしさにグッときます。たぶん、こんな重さだった気がする。それなりにズッシリ重いです。
身長も揃えることで、リアルな抱っこ感
結婚式のティディベアで、出産の重さのベアを作るやつがあると聞きました。あと、生まれた重さのお米とか。
「重さを残す」という発想はすでにあるものなんですが、身長も同じにして、クッションの触りごごちにすることで、不思議なかわいさが湧き上がります。手間・コストはかかるけど、クッションがベストなんじゃないかと思っています。
しかし、こんなシーンあったなぁ…
触りごごちがよい。
刺繍+イラストで再現
クッションのイラスト/造形化は、ブルーパドルのギルドメンバーでもある「あけたらしろめ」くんに作ってもらいました。
写真での再現も試作したけど、ちょっとリアルすぎて嫌だったので、イラストに。イラストは昇華プリントも試みたけど、どうも転写っぽさが出て、存在感が弱くなり。
クッションとしての手触りがあることで、雰囲気が出るので、結果として刺繍プリントにしました。Fablabにある機械刺繍で制作。
サービス化も考えてましたが…
ちなみに、これを作ったのは2018年です。(しろめ、リリース遅くなってごめんね!!)
エコー画のように、これも小さなサービスとして受注生産してもいいかもとは思ったのですが、作る手間がけっこうかかり、たくさん注文がきても大変そうだなと判断し、サービス化はやめました。
でも、重さを残すクッションというのは、たぶんまだなさそうだったし、価値はあるものだと思っています。
もしもサービス化したい企業さんなどいらっしゃいましたら、ぜひお声がけください。
『バースクッション』
企画:佐藤ねじ
イラスト/造形:あけたらしろめ
刺繍:Fablab
ブルーパドルキッズでは、仕事以外にも、こういった子供に関するサービスやコンテンツをいろいろ作っています。もし何か他にも興味あるものがありましたら、どうぞご覧ください。
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