マルチ商法から勧誘を受けた事で学びを得た話

どうも、関東地方のどこかのメーカーでエンジニアとして働いている佐藤(偽名)です。
今回は"マルチ商法から勧誘を受けた事で学びを得た話"というテーマでお話していきます。

悲しいことですが、世の中には情報弱者をターゲットにした悪徳情報商材屋が次々と出現していっている現実があります。
例えば、年収150万円アップと誇大広告していた某プログラミングスクールマッチングアプリ等で勧誘活動をしている団体等です。
私の個人的な正義感としては、こうした人のコンプレックスを刺激して冷静な判断力を失わせた上でゴミみたいな物を売り付けるような商売のやり方が大嫌いです。
しかし、効率的な稼ぎ方として判断能力の無い人にゴミを高額で売る事が有効な手法としてまかり通っていることもまた事実です。
今回の記事では、そうした情弱ビジネスに引っかかってしまう人にスポットライトを当てて執筆していきます!

本題に移る前に、私がTwitterで"佐藤(偽名)"というアカウントを作成した経緯について説明します。
このnoteを読んでくださっている方々の多くは私のTwitterのアカウントをきっかけに読み始めてくれた人ばかりだと思いますし、私をメーカーについて語るアカウントと認識している人が大半だと思います。
しかし、もともと私のTwitterのアカウントは過去に自分が勧誘を受けた事業化集団"環境"というマルチ商法の団体について情報発信するための作成したものでした。

自分が環境に所属して活動していたわけではなかったですが、2017年頃に私は彼らから執拗な勧誘を受けて交友関係も荒らされました。
彼らの手口は非常に巧妙であり、勧誘対象がネットで検索したときの対策のために自分たちの集団の事を"環境"と呼んでいたり、チームのメンバー同士でコミュニケーションを取るときにも本名ではなく偽名で呼び合っていました
そこで、この情報統制に抜け目の無い団体の危険さと悪質さを啓蒙するために"佐藤(偽名)"というアカウントを立ち上げたわけです。

当初は環境に関する情報ばかりを発信し、環境から脱退した人が集まる界隈(通称:脱環境界隈)と交流していましたが、ここには詳細に書けない理由があってフォロワーを急激に増やす事にしました。
そのためにキャリア関係について語る界隈メーカー勤務者が集まる界隈(通称:メーカー界隈)に参入して強引にフォロワーを増やしていきました。
しかし、私がメーカー界隈と交流を持ってから、脱環境界隈に向けた発信ではなくメーカー界隈への発信がメインとなり、それらの発信には脱環境界隈のコンプレックスを刺激する内容が多分に含まれていました
その結果、脱環境界隈の中で私のアンチが出現し、「偽名たんは人の気持ちがわかってない」という私への陰口で盛り上がるグループまで生まれるほどでした。

こうした経験から私が学んだことがあります。
それは、いくら啓蒙活動して情弱ビジネスの危険性を訴えたところで被害を受ける人の本質は何一つ変わらないという事です。
勧誘活動も本質的には"現状に不満があって変えたいと思っているけど自分で行動を起こす情報収集能力が不足している人を見つけ出す"というものですし、そうしたものについていってしまう人には"この人たちについていけば大丈夫だろう"という他力本願な考え方や、"上手くいかなかったら紹介者のせいだ"という他責的な考え方が根底にあります。
自分で決断し、失敗したときの尻拭いも自分で行い、自分の人生に最後まで決断を持つという覚悟が足りないからこそ、自分を引っ張っていってくれる何かを求めてしまうわけです。
それを学んでから、私は環境に関する情報発信をやめました。

これは何もマルチ商法への勧誘に限った話ではなく、自分で十分な情報収集もせずに"電験三種を取得して人生を変えよう"とか"プログラミングを勉強してSEに転職して年収アップ"といった偏った情報に乗せられて大金や時間を注ぎ込んでしまう人にも同じ事が言えます。
権威を持っていそう人の話を思考停止で真に受けてしまう前に、自ら情報収集を行い自分自身で決断を下す覚悟を持たなければ、一生搾取され続ける立場に甘んじる人生を送る事になってしまいます。

何かのせいにして自分を守る言い訳を考えるよりも前に、情報収集不足も含めて自分の責任と捉えて、自分の人生は自分自身の力でコントロールしていきましょう!

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