私が嫌いな大人

どうしようもなくイライラしてしまう人がいる。
その事が起きた時に、心を持ち直す方法がいまも分からない＿＿。

ある夜、こんなことがあった。

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夏の夜、あるイベントを企画し、開催した。その時すこしでも経費を抑えるため、施設のバケツを借りたのだ。

「バケツを貸していただきたいです。○○のイベントで使いたいんです」
「おー。いいよ。ちゃんと返してね。」
「はい、イベントが終わり次第、今夜お返しします。」

イベントが終わり心身ともに疲れ切った私は、
(今は、これ以上の片付けは無理だ。明日の早朝にバケツを返そう。)
そう思ってしまったのだ。

朝まだ施設がオープンする前、いつもより早くお店に足を運び、バケツを返した。何も問題ないと思っていた。

ところがお昼頃、
バケツを借りた人とは違う管理人が、私のところに来たのだ。

「あなた、昨日の夜にバケツを返さなかったでしょ。バケツを貸した人が、朝バケツがないことに気がついて、責任を感じて自腹で買いに行ったよ。」

私より先に貸した人が出勤し、バケツがないことに気づいていたのだ。
すぐさま申し訳ないと思い、謝った。

「ごめんなさい、で済む問題か？」

施設の方に叱られた私は、貸してくれた場所に謝り、バケツ代を払います。と反省をした。

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そんなことがあった。
自分でも、分かっている。100％自分が悪い。
夜バケツを返すと言ったのに、疲労を理由に朝返してしまったのだ。

しかし、その時の自分の気持ちを正直に言うと、イライラしてしまっていた。

自分が悪いと分かっていながら、どうしようもなくイライラしてしまう時。それは、

”何も挑戦しない大人から「正しい忠告」をされた時”だ。

無駄なプライドが邪魔をしているのだろうか。
挑戦しないが故に失敗しない人に、挑戦したが故に失敗したことを忠告されるのが、一番悔しいし、ムカつくのだ。そんな大人が嫌いだと思ってしまう。でも自分が悪かった...。

私の思い込みもあるかもしれないが、挑戦しない人に限って忠告の仕方がネチネチしている。事を泡立てるような、解決を遅らせるような。人の失敗につけこむような。
その管理人とは普段とても仲が良く、プライベートも色々知っているし、とても好きなのだけれど。その上で、その瞬間だけとてもイライラしてしまった。

自分を変えたい。視点を変えたい。
そんな思いで、今noteを書いている。自分の中の何かを変えたら、そんなことでイライラしない自分になれるはず。

今の自分の一歩先を行きたいな、と思いながら。

おわり