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お客様が本当に望むものを提供して信頼を築く。【sato流 戦略実行講座⑦】

 前回は、信頼を築く方法として、提供物の満足レベルをお客様の期待以上にすることについてお話をしました。

 今回は、お客様が本当に望んでいるものを提供することで、お客様からの信頼を得るお話です。

 

 異業種企業がで既存市場に参入しますと、

新参者ですからいくら既存競合よりも優れたものを提供しても、懐疑的に見られがちです。既存競合のほうが馴染みがあり、今までに積み重ねてきた実績と信用がありますので、既存競合のほうが断然選ばれやすいのです。


 しかし、異業種企業のほうもチャンスはあります。

それは、お客様が本当に望んでいるものを、既存競合よりも先に提供することです。既存競合が見逃していて、お客様が本当に困っていることを、解決するものを提供しますと、お客様は本当に望んでいたことが満たされますので、一瞬にして異業種企業が信頼を得ます。

富士フィルムが良い例ですが、富士フィルムが医薬品に力を入れていて、医療関係のCMをいくら流していても、あまりピンときませんでした。

しかし、世界中の人々が待ち望んでいる薬として『アビガン』が注目されると、「医薬品の富士フィルム」として認識されるようになりました。今や世界の医薬品メーカーですね。

お客様が本当に望んでいるものを提供しますと、異業種であっても一瞬にして信頼を勝ち得ることができるのです。



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