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中小企業の経営、大企業の経営【sato流リーダー講座Ⅱ㉖】

コンサルでお手伝いした企業様は、これから起業する個人の方から中小企業、大企業と規模的には幅広いです。

事業の発展の方法は、お客様のニーズにお応えすること。これだけですが、この実現にあたり各スタッフを導いて成功へと導く経営となると、経営陣や経営リーダーの器量によるところが大きいと感じています。現在の事業規模というより、将来ビジョンをどのくらい描けるか?これです。想像力です。

中小企業様でもどんどん発展していく企業様というのは、トップリーダーの器がとにかく大きいのです。「うちは中小企業だからこんなもので御の字」というリーダーのいる企業様はなかなか伸びていきません。しかし、「え---、うちがそんな会社になれるんですか!!」と、事業構想をお持ちしたらがぜんやる気のスイッチが入るところは、どんどんチャンスを引き寄せていきます。とにかく中小企業様が成功する要因は「自信」です。負けパターンが染みついてしまった経営者はいったん気持ちをリセットすることから始めるのが近道です。

大企業様は、社外からプロ経営者を呼んでくるのが成功の近道だと感じています。社内にいて競争の結果強運の持ち主でトップまで登りつける方々だと思いますが、やはり今まで自分を抑えてこられたので、壮大なビジョンを描きにくく、育った環境の延長でしかない場合が多いように思います。しがらみも多いので、思い切った人事ができないというジレンマもあると思います。天空の星座が変わるだけにしかならないので、これまた世の中の変化に乗り遅れがちになります。

結局は経営陣、トップリーダーの人間力、器の大きさがその企業の成否を決めるのだと思います。

自分を信じる力が強い人がどんどん大きなビジョンを描いていくのです。

頑固、偏屈というのではなく、現状の観察力と直観力に裏付けされたなんとなく沸き上がってくるビジョン構想を、自信を持って人々に伝えていくリーダーをもっと増やしたいと考えています。

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