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戦略と組織人事体制をバランスよく。【sato流 戦略実行講座Ⅲ⑥】

この時期は定時株主総会の招集通知がやってきていますが、今年もネットライブが多いです。会場に行ってライブでお話を聴くと、「あーこの会社はこれからも伸びそうだな。」とか、「なんとなく手詰まりで四苦八苦しているな。」というのが肌感覚でわかるのですが、コロナ禍では招集通知が大きな材料となります。

各社じっくり見比べますと、これだけでもいろいろわかるものです。

私が見る最大のポイントは、

戦略とその戦略を実行する組織人事体制がバランスがとれているかどうかです。(もちろん財務状況も見ますが。)

戦略(=考え)と条件(組織人事体制)がうまく組み合わさって成果が出るからです。

戦略と組織人事体制がきっちり書かれていて、力強さを感じるものもあれば、戦略のみ書かれていたり、組織人事体制についてやたらと強調されて書かれていたりするものもあります。

前者は、絵に描いた餅になりやすく、後者はきっと社内で派閥や部署間のコンクリフトがあったり、適切な人事考課がなされておらず組織が硬直している場合が多いものです。

CMや今まで蓄積されてきた企業イメージとはちょっと違って「えっ?」と思ったりすることもあります。こういう場合は、「ああ、過去のブランドにあぐらをかいているんだな。」と判断します。

定時株主総会の招集通知だけでも、いろいろ勉強になることが多いです。




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