satie

日本の北のほう。 猫のこと、映画のこと。 特別いい文章を書けるわけでもない人の日記。

satie

日本の北のほう。 猫のこと、映画のこと。 特別いい文章を書けるわけでもない人の日記。

最近の記事

Gメン

岸くん主演映画、Gメンを観た。 それにしてもこのnoteめっちゃくちゃ放置してた 映画は観てはいるものの、インスタにちょっと感想書くくらいがちょうどよくて、日記に残すほどじゃなくて でもちゃんと文章書かないとなあ、ただでさえ文書が苦手なのに、余計に下手になってゆく 話しは戻って、Gメンを観た 私は岸くんを推している人間なので、 公開3日間で5回鑑賞した 誤解してほしくないのは、 私は岸担だからと言って映画に関しては盲目ではない、つもり そもそも映画というものが大好きす

    • C'MON C'MON

      私、今日とても美しい映画をみた。 美しい、というのも少し違う気もする。 あまりにいい映画で、深夜の駐車場、車でちょっと固まってしまった。 (そしたら何かヤンキーみたいなカップルが乗った車が駐車場内をグルグルしてて、やべーやつだ…って一気に現実に帰った。感動の時間を返して) 白黒の映像のなか、 ホアキンフェニックス演じるジョニーは子どもたちにインタビューを続ける。 未来についてどう思う? 不安に思うことは? アメリカという国についてどう思う? 君にすごい力があったら何に使う

      • コーダ あいのうた

        2022.3.11 コーダ あいのうたを観た。 いやあ、本当によかったです。 観られてよかったし、今日観てよかった。 心のモヤモヤはどこかに飛んでいってしまった。 頼りにしてる、という言葉は 誰かにとっては最高の褒め言葉で、誰かにとっては重荷でしかない言葉だ、と個人的に思っている。私は紛れもなく後者。 顔をくしゃくしゃにして涙を流したルビーの心情が、痛いほど心の中に入ってきて一緒に泣いた。 何度も胸がギュウとなって 何度も美しい音楽に救われた。 合唱コンサートのシーン

        • 33歳

          突然だけど私は33歳だ。 あと数時間で34歳になる。 33歳。 私にとってこの数字はとても特別な数字だった。 小学生のときにhideが死んだ。 私は自意識芽生えたてのまだまだ子供でしかなかった。 毎月お小遣いをもらうとCDショップに行き、CDを一枚買っていて、 そのときに初めてhideのピンクスパイダーを買ってみた。 死んじゃったし聞いてみようなんていう浅はかな気持ちで。 そこからあんなにもhideにのめり込むことになるとは全く予想もしていなかった。 hide、私ついに

          ジギー・スターダスト

          午前中から公開中のジギースターダストを見る。 久しぶりに朝からでデヴィッドボウイを聞く。 好きだなあ、としみじみ感じてしまう。 北の大地は例年の何と1.8倍の降雪量! どこもかしこも除雪が間に合わず、久々に外を歩くとまっすぐ歩くこともままならない。 車の運転も命懸けだが、歩くこともまた大変。 もうどこの誰に怒っていいのやら、みんな口々にこんなこと初めてだって言っている。 どうした本当に…しかもまだ降る気らしい。久々に絶望感のある冬。春が恋しい。 映像のなかのボウイはまるで

          ジギー・スターダスト

          真夜中乙女戦争

          真夜中乙女戦争を観た。 今年に入りキンプリにハマってしまい、いそいそと映画館へ赴く。 顔面国宝級イケメンの気配をパッタリと消し去った永瀬くんはとってもよかったと思う。 が、しかし 何という厨二病感。 序盤に出てくる深夜の倉庫アルバイトの描写、そんな蟹工船なことある?って心の中で突っ込んでしまうし なんというか全体的におしゃべりな映画だな〜って ムダな言葉が多くて思考停止した。 ドライブマイカーもなかなかの言葉の多い映画だけれど、あちらはムダな言葉はひとつもなかった、とい

          真夜中乙女戦争

          mudai

          私の好きなものって何だろう 今日生きていて何だかふと思った きのうの夜、NHKの番組で谷川俊太郎のぼくという絵本の特集番組がやっていて、 偶然に見始め、いろいろと考えた。 ぼくは しんだ ひとりで しんだ この言葉で始まるこの絵本は、小学生の『ぼく』が自死を選択したお話だ。 こんなに悲しげなテーマにもかかわらず、谷川俊太郎の言葉は美しかった。 死ぬ、ということについて考える。 この絵本を読んだひとりの子どもが、ちょっと怖い感じ、自分がいなくなったあとも世界が続いていくことが

          ハウス・オブ・グッチ

          本日2本目。ハウス・オブ・グッチ。 この1月、映画が大渋滞しててすごくない? 見たい映画多すぎてどうしよう! ウェスの新作も始まったし行かなきゃ、99.9も真夜中乙女戦争もファンとしては見に行っておきたい、よしよし、冷静に、見逃さぬよう冷静に、 とか思っていたら予告編でギルレモデルトロの新作だー!そしてバットマンの新作にロバートパティンソンだー!ファンタスティックビーストも公開だー!ぎゃー!となる。 クライ・マッチョを観終わり、ロッテリアでハンバーガーを食べながら、 お客

          ハウス・オブ・グッチ

          クライ・マッチョ

          大好きなクリントイーストウッドの最新作クライ・マッチョを観た。 北の大地は絶賛蔓延防止中。今日はこのあともう一本映画を観る予定の為、 早朝7:50からの回。 こんな時間でも映画館にはたくさんの人がいてちょっとびっくりする。 みんなこんな時間からよくポップコーン食べるな。 クライ・マッチョ、とってもよかった。 ラフォとの友情、メキシコの色! そしてラストシーン!そうか、そっちを選ぶのか!と胸が熱くなる。 クリントイーストウッドの監督作品を観ると、いつも同じ気持ちになる。 何

          クライ・マッチョ

          ロマンスドール

          タナダユキ監督のロマンスドールを観た。 前日に高橋一生と多部ちゃんの、私に運命の恋なんてありえないと思ってたを見(こちらもすごくよかった。多部ちゃんはやっぱり天使なのかもと思う) 高橋一生ってやっぱり上手だな…のターンに入ってしまったのです。 ロマンスドール、 肩にかからないくらいのボブ姿の蒼井優がとてもかわいい。肩から二の腕、背中のラインの美しいこと! 何ならよくて、何ならだめか。 2人の中ではよくて、2人以外ではだめなこと。 どんな夫婦になりたいと思ってた?と聞かれ、

          ロマンスドール

          浅田家!

          旦那が仕事で遅いので、そそくさとベッドに向かい、猫と共に浅田家!を見る。 生きていく上で必要なのは、愛とユーモアだ、と思い知る。 そして、東日本大地震のこと、日本中暗闇の中にいた、あの日々のことを思い出した。 あの時たくさんの人たちが、自分の無力さを嘆き、呆然とした。 その中で、行動できる人、自分を含め、何もできずただ胸を痛めていた人、人々が自分のすべきことは何か、たくさん考えた日々だった。 あの日の誰も通らない広い国道、娘が見つからないと泣いていたテレビの中の女性、忘れら

          浅田家!

          死霊のはらわた

          死霊のはらわた、そして死霊のはらわたⅡを見る。今更。 衝撃。 衝撃のおもしろさ。 Ⅱって続編なのかと思いきや、もはやⅠがなかったことになってる。 主人公も同じで、古びた山小屋に行く、という設定は同じだけど、主人公以外全て違う人物。 開始10分ほどで、彼女の首をスコップでぶっ飛ばす思い切りの良さは健在。 さっきまで愛し合ってたじゃん!キスしたりピアノ弾いて踊ったりしてたじゃん!豹変したとはいえ、そんないきなり殺せる?!ってまず1笑い。 その後アダムスファミリーばりに動き回る、

          死霊のはらわた

          花束みたいな恋をした

          花束みたいな恋をした、を観た。 恋に落ち、恋が始まり、夢中の期間。 坂本節が大炸裂、坂本さんの脚本の作品をやる人はセリフが多くて大変そうだ、とぼんやり思う。 『好きな言葉はバールのようなもの、です』 私もです。 そこからの下り坂、馴れ合い、恋の終わり、居た堪れなくなって、少し休憩して、別の部屋にいた旦那さんに物語のあらすじを話した。 絹ちゃんを大切にするためだった、ふたりでずっと一緒にいるためだった、最初はね。 小説漫画映画ゲーム舞台に落語、数々の芸術たち。 圧迫面接を受

          花束みたいな恋をした

          ゴーストランドの惨劇

          寝る前に何か一本映画を見たくなって、 見たいけどどうしようか悩んでいた パスカルロジェ監督のゴーストランドの惨劇、を見る。 ああ、となった。 寝る前にいやなもん見ちゃったな〜となった。 痛みや嫌悪感、恐怖の感覚があまりにもリアルで 絶望に次ぐ絶望、悪魔のいけにえを見たときくらい、ぐえーとなった。 全身の筋肉が強張る感じ。 パスカルロジェ、って私が大好きなエリックサティを弾くピアニストと同じ名前で このパスカルロジェが弾くグノシエンヌは、気味が悪くて不穏なのに、なぜか美し

          ゴーストランドの惨劇

          ミナリ

          『世界中のおばあちゃんに捧ぐ』 こんな言葉で締め括られたこの作品。 緊急事態宣言下、観に行かなきゃ、と思っていたらいつの間にか公開終了してしまっていた。 コロナワクチン一回目を接種した夜、見るタイミングを推し量っていたけれど、 明日もしかしたら死んでるかも、ミナリ見ないで死ぬのはいやかも、と再生ボタンを押す。 特別派手なことが起きるわけでもなく、淡々と日々が過ぎてゆく。 だけど映画の中の人物たちには、全部どうでもよくない、生活の一部だ。 スティーヴンユアンとハンイェリの

          ミナリ

          ホラー映画2本

          ホラー映画が、好きなんです。 私にとってホラーとはコメディと同じで、なんの気兼ねもなく見られるもので、 何も考えたくないときは、ホラーを見るわけです。 そしてどのジャンルよりもフラットな感覚で、 誰が出演してるとか、誰が監督だとか、そんなことはどうでもよくて、 ただいい感じに怖そうかどうか、そして怖すぎないかどうか。 だって怖すぎると滅入っちゃうじゃん。怖くないとむかつくじゃん。 という何ともわがままな思いを持って見るわけです。   1本目はテイキング・オブ・デボラ・ボーガン

          ホラー映画2本