MDAとSDAの衛星が打ち上げ後の軌道に

アメリカ国防総省は水曜日遅く、ミサイル防衛局（MDA）と宇宙開発局（SDA）のために同日夕方打ち上げられた6基の実証衛星が軌道に無事到達し、初期テストとチェックアウトを開始したことを確認しました。

最後の4基のTranche 0 Tracking Layerと2基のHypersonic and Ballistic Tracking Space Sensor (HBTSS)衛星は、今後2年間のテストプログラムに費やされる予定です。国防総省によると、今後数週間にわたり、両機関のエンジニアが試験とチェックアウト手順を実施し、衛星が期待通りに動作し、通信していることを確認する予定です。

6基の衛星は、フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地のSpaceX Falcon 9ロケットで、アメリカ東部標準時2月14日5時30分に打ち上げられました。米宇宙軍124ミッションは、スペース・システムズ・コマンドによって管理されていました。

SDAのDerek Tournear局長は、打ち上げ前の声明でこう述べています。「我々の追跡衛星をMDAのHBTSS衛星と同じ軌道に打ち上げることは、両機関にとって勝利となります。我々は同じ軌道から同時にテストターゲットを見ることができ、2つのセンサーがどのように機能するかを見ることができます。

SDAは、Tranche Tracking and Transport Layer衛星と関連する地上局プログラムをProliferated Warfighter Space Architectureの一部として監督しています。軌道上には27基のトランシェ0衛星があり、19基のトランスポート衛星と8基のトラッキング衛星がデモンストレーションや演習に使用されています。

輸送層衛星は、グローバルなマルチバンド通信とセンサー間の接続を可能にし、追跡層宇宙船は、極超音速を含む高度なミサイル脅威の世界的な永続的な表示、検出、警告、追跡、識別を提供します。

HBTSS衛星は、弾道ミサイルと極超音速ミサイルの脅威を発射から撃破まで追跡することを可能にします。L3HarrisのCEOであるChristopher Kubasik氏はプレスリリースの中で、「軌道上にある我々の高度な衛星は、より高度な機動ミサイルを開発する敵対国に対して、米国が必要とする統合的で弾力性のあるミサイル警報・防衛能力をもたらすでしょう。L3Harrisは、MDAとSDAに代わって、この高度なミサイル追跡能力を、作業の進行が許可されてからわずか3年余りで軌道上に納入しました。我々は、新しい宇宙センシング・アーキテクチャーの重要な一部であることを誇りに思います。」

【原文へ】MDA, SDA Satellites On Orbit After Launch