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自由時間。

昨日、「温泉に行きたいな」とふと思い、日帰り温泉に行ってきた。炭酸泉、露天風呂、そしてプラス400円かかるが、ヒーリング映像と音楽が聴ける「岩盤浴」があった。建物も古い民家のような木造で、なんとなく親戚の家に来たような感覚で落ち着く。天気が良くて、露天も最高に気持ち良い。体にパワーをフルチャージできた。感謝。

その後、ゆっくり近所の本屋さんへ。あまり大きな本屋ではないが、新聞書評棚、売れ筋ランキング棚、時事ワードに関連する棚など、スタッフの気合いを感じる棚が多くて好きだ。ゆうに2時間はいられる。1ヶ月ぶりなので、すごく楽しく時間を過ごした。

松本清張さん、池上さんの自衛隊本、改めて夜と霧、ポピュリズム、気になる中島岳志さん、カストロとゲバラ(新書)、シアトルとポートランドは近いこと、オリバーストーンのプーチンインタビュー、ISとは何か、などなど。

帰宅後、アントーストをつくり、インスタントコーヒーといただく、至福。そしてまだ時間あったので、本1冊、映画一本、そしてドラマ一本観る。

本は「サンダカン八番娼館」を読了。まずジャーナリストである著者の飛び込み住み込み取材という行動力と強い使命感に心動かされた。そして当時貧しかった熊本天草の農家に生まれた幼い少女が、ボルネオに渡りその後どのような人生を送ったのかという、いわゆる「からゆきさん」の人生の話を始めてちゃんと知ることができた。ニューカレドニアでも、戦前から政府の政策と貧困対策で、熊本や沖縄からニッケル鉱山への移民(こちらは若い男性)が多く、その後戦争によって敵国民として強制移動、収容された人たちがいたこと。また、戦中に、日本の貧しいが故に娼婦として働いていた女性や、占領地の朝鮮半島や、東南アジアの10代からの少女が戦地に連れて行かれ「慰安婦」として働くことを強要されたことも思い起こさせる。

そして現代には、逆に日本に東南アジアなどから移民として政策に則って渡ってくる若者が多いことも思い起こさせる。個人の姿勢としては、生きることは戦いであるし、時代や運命を選ぶことができない場合もある。いい時もあれば悪い時もある。だから、どんな時も、出会った人にはできるだけ親切に、優しく接したい。一社会人、世界の一員としては、一人の人間には当たり前だが大事な家族がいて、夢がある、尊い一人の人生を生きているから、一人ひとりがちゃんと大事にされる、命を大事にされる政策、法律、条約を選んでいくべきだと強く思う。戦争は以ての外だ。

夜、まだ時間があったので映画「ロードオブウォー」を久々に観る。ニコラスケイジ主演の武器商人の話だ。あくまでビジネスと割り切って、自分の天職だと信じて武器をアフリカなど内戦のある国に売り続ける主人公。最後には身内を殺すことに加担し、妻や子どもも去っていく。最後に警察の前で言った一言は「あなたは私を逮捕できない。アメリカ政府はもっと大きく武器を世界に売っている。私はまだ小さい商売であるし、私の存在は、アメリカ政府にとっても『必要悪』だからだ」と。

「必要悪」ーこの言葉が苦手だ。いつも良い心地はしない。今回も心に引っかかっているので、じっくりと考えていきたい。

眠る前にドラマを一本見た。TBSで放映された最初のバージョンの「コウノドリ」の第一話。命は大事にされるべき、尊いものだという、当たり前の事を気付かせてくれる、良いドラマである。二話以降も時間あるときに見ていこうと思う。

今日は連休ラスト。さて、何ができるだろう。有意義に過ごしたい。

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