夜に
夜が近づいて 悪さに誘う
その一節目から、私の歌う曲
「話がしたい」は始まる。
小さい頃から夜は好きだった。
深夜になるほど妙な高揚感が高まりなんでもできる気になり、
朝になるにつれ、そうして起きていることへの背徳か感が強まった。
大人になると、さらにブラックホールのようなものが点々と現れた。
気を確かに持っていないと、
夜の背中を押す力が強く、
深いその穴に引きずり込まれそうになる。
あっ、このままいってしまうと
というギリギリのラインで、
タイミングよく手が差し伸べられる。
それは次の朝だったり、
その朝のような存在だったり。
穴に落ちかけた私は
なんとかその手を掴み、踏ん張って
保つことができる。
私には、そんな夜が沢山ある。
皆さんにはあるだろうか。
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