朗読会「韓国の詩を読んでみよう」

2024年2月3日(土)
@葉々社 分室

韓国詩の朗読会を開きました!
ご参加くださったみなさま、
ありがとうございました😻

最初に私が朗読したのは、茨木のり子「隣国語の森」。韓国の詩人の詩を読む会でしたが、韓国語を学ぶ楽しさと、歴史に向き合う茨木のり子さんの
詩が今回の朗読会のコンセプトを表しているように
感じたので、読んでみました。
日韓翻訳家のチョン・スユンさんが訳した茨木のり子の詩集と、金智英さんが茨木さんについて書いた『隣の国のことばですもの』も紹介しました。

それから、ホ・ヨンソン(허영선)詩人の『海女たち(해녀들)』から「眠れる波まで打て! -海女の舟歌」を読みました。

ひとりで詩に向き合うのも良いですが、人が読んでくれる詩との出会いは、また格別なものがあります。その詩を選んだ理由や感想や思いを語りながら、それぞれの見方や考え方を分け合う、大変意義深い時間でした。


私が朗読した詩集

*茨木のり子「隣国語の森」 ("처음 가는 마을“ 정수윤 옮김/봄날의책)
→日本語詩と韓国訳で紹介されています

*『隣の国のことばですもの』金智英(筑摩書房)

*ホ・ヨンソン『海女たち 愛を抱かずしてどうして海に入られようか』(姜信子・趙倫子 訳/新泉社)
허영선“해녀들”


朗読はしませんでしたが、韓国の詩の全体を紹介しました

*ユ・ヒギョン『今朝の単語』
유희경 “오늘 아침 단어“(문학과지성사)

*キム・ソンオ『ナイトサッカー』
김선오“나이트 사커”(아침달)

*斎藤真理子『ただ一つの雪片』
사이토 마리코“단 하나의 눈송이”

*尹学準『朝鮮の詩ごころ「時調」の世界』
(訳詩 田中明/講談社学術文庫)

*村松武司『遥かなる故郷 ライと朝鮮の文学』(皓星社)

*WORKSIGHT vol.21 "Words of Poetry"


参加者が朗読した詩

*尹東柱「弟の印象画」
(『空と風と星と詩』岩波文庫)

*キム・ソヨン「ワンルーム」
(『数学者の朝』クオン) 

*金芝河「草にも南北があるか」
(『韓国現代詩選』茨木のり子 訳編/亜紀書房)

*ハン・ガン「ある夕方遅く 私は」 
(『引き出しに夕方をしまっておいた』きむ ふな・斎藤真理子 訳/クオン)

*アン・ドヒョン「練炭一枚」 

*洪允淑「生きる法」
(『韓国現代詩選』茨木のり子 訳編/亜紀書房)

*映画『チャンシルさんには福が多いね』
主題歌 歌詞 이희문


また年内に開催したいと思います。
時間足りなかったから、次回は休憩入れての3時間にしようかな!


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