【カウンセリング事例】思春期の子供の問題行動。接し方。
2020年4月29日㈬です。今回は思春期の子供のケースについてのシェアになります。
子供を心配する親心と子供の心理をチェックしていきましょう。
フュ~イゴ~👇👇👀
【思春期の子供のケース】
あなたは、コウくん(高校1年生)の母親のカウンセリングを担当しています。
コウくんは優しくおとなしい性格でしたが、高校に進学してから突然反抗的な態度が目立つようになりました。
つい最近、校舎の窓ガラスを割ったと学校から連絡があり、母親はショックを受け、コウくんの事を信頼できなくなってしまいました。
その日以降、様々な事を細かく質問しているのですが、母親はコウくんが自分からどんどん離れていくように感じているようです。
その時の会話↓↓
あなた
「コウくんは、どんどん心が離れているんですね…。」
母親
「はい…。なんでもかんでも聞きすぎた私がいけなかったのかもしれませんが、つい…。」
あなた
「そうですか…。」
母親
「最近、コウが帰ってくるのが遅いんです。夜に探しに行くこともあります。本当にどうしてこんな子になってしまったんだろう…。」
あなた
「とても心配な状況ですね。ご心労が伝わってきます。ところで、コウくんは色々と質問されている時に、どんな対応をするのですか?」
母親
「はじめは”うるさい!”とか”あっちに行け”とか大声で言ってましたが、最近は何を言っても無視されてしまいます。本当に心配で…。」
【GOODな対応】
『子供を一人の人間として尊重し、心から理解するように接する』
思春期の子供というのは
①問題解決の意欲がない。
②信頼関係が結びにくい。
③家族全体で問題解決に向かいにくい。
という特徴があります。
「権威」を嫌う傾向にあり、「先生」と呼ばれるカウンセラーに対して強く拒絶することもあります。
ただ、成長途中とはいえ、もう大人の手前です。
一人の人間として尊敬する気持ちを持ち、根気強く接していきましょう。
【BADな対応】
『子供扱いをし、全てを把握しようとする』
親は、自分が見ていないところで何かしているのではないか?」と心配になるものです。
しかし、子供扱いされると、自分を信じてもらえていない事への怒りや、「親への期待の諦め」が生まれる事があります。
思春期のケースでは、子供扱いがされすぎていないか注意が必要です。
【まとめ】
✅思春期の子供の特徴は
①問題解決の意欲がない。
②信頼関係が結びにくい。
③家族全体で問題解決に向かいにくい。
④「権威」を拒絶する傾向にある。
✅いつまでも子供扱いすると、子供は「親から信頼されていない」と怒りを覚えたり、「親に伝えよう」という気持ちが失われてしまう事がある。
✅思春期は、成長途中といえど、大人になりかけている。
一人の人間として尊敬し、根気強く接していくのが大切。
👆感想。
子供が心配でつい細かな事を聞いてしまうのも親心である事を理解し、親を責めないずに解決策を探していくのが大切だと思いました。
はい。いかがでしょうか。
今回はこちらで以上となります。
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