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なぜ金を得る苦しみの方が、金を使う楽しみより重くなったのか?
国「若者よ。なぜ金などを死蔵する?」若者「この金を稼ぐために費やした労力、擦り減らした精神のことを考えると、とても勿体なくて、おいそれと使えやしないのです」国「そう言わず消費をしておくれ」若者「金を稼ぐために必要な苦労と、金を使うことで得られる快楽が、全然釣り合っていないのです」
— くろやぎ (@semirita1000) June 7, 2020
これがなぜ起こるのか?
もちろん、私のような社会不適合者
(ナイトメアゴミカス)だと、
仕事(雇われ労働)自体が嫌。
人間関係がとにかく嫌。
ということが最優先されますが、
普通の人はね。
それと同じくらい
賃金が少ないことに不満を覚えます。
賃金が少ないと、
金を稼ぐ労力が増え、
金を稼ぐ労力が増えると言うことは
相対的に金を使う快楽が減る、んですね。
給料日が来て、手元に10万程度の金が入ってきた……💰血のような金だ。血肉のような金だ。地道な労働を繰り返してようやく手に入れた、血肉のような金だ。これを使っちまうと、あの日々の苦しみが無価値になってしまうような気がして、とても使えたもんじゃねェ……💀🔨
— くろやぎ (@semirita1000) August 29, 2018
同じ仕事で、
日給2万と、日給1万じゃ.....
後者の方が嫌な仕事ですよね?
同じ賃金で
倍仕事しなきゃいけないから。
企業(資本家)というものは
利益のために
消費者の需要を満たします。
(これはまぁいいよね)
でも一方で
利益のために
経費削減・コストカットもします。
(経営者にとって労働者とは商売のための道具なので)
結果、
コストカットされると
働く人が辛くなるんですね。
賃金の引き下げ。
仕事量の増加。
雇用の不安定化。
などなど
仕事がより苦痛になります。
すると?
お金の価値が上がります。
仕事の苦痛が増す=金の価値が上がる。
同じ額を得るために
費やす労力が増えるから。
日給2万だったころは
仕事帰りに週2くらい飲みに行けた。
でも日給を1万に下げられた。
これでいいんですよ、食事なんて。モチロン、回らない寿司や高級ヒレ肉が食べたいのか、と言われたら、そりゃあ食べたいよ。しかし、それらを食べることによって得られる幸福度が50だとしたら、その金を稼ぐためにしなきゃいけない労働によって失われる幸福度が60000だ、ってだけの話なんですよ。 pic.twitter.com/YtTuD8ZTEE
— くろやぎ (@semirita1000) October 28, 2019
じゃあこの飲み代の3000円が
相対的に高くなり
かつ、飲み屋で味わえる快楽は同じ。
となると、あ、
今迄は週2で飲んでたのを週1にしよう。
ってなりますよね。
金の重みは、使うときではなく稼ぐときに分かる。
— くろやぎ (@semirita1000) August 21, 2018
金の価値は増えた(稼ぐための労力が大きい)
のに
金を使って得られる快楽は同じ
なんだから
昔の若者より
今の若者の方が
金を使う喜びが減った
というのは、
給料が(現在だけではなく人生全体での)
減ったからです。
その分金が重くなり
相対的に快楽が軽くなった。
これがまさに
国「若者よ。なぜ金などを死蔵する?」若者「この金を稼ぐために費やした労力、擦り減らした精神のことを考えると、とても勿体なくて、おいそれと使えやしないのです」国「そう言わず消費をしておくれ」若者「金を稼ぐために必要な苦労と、金を使うことで得られる快楽が、全然釣り合っていないのです」
— くろやぎ (@semirita1000) June 7, 2020
こうなるんですね。
この若者の給料が
1.5倍なら?
2倍なら?
同じことを言うでしょうか??
・・で、余計消費しなくなるというw
企業が儲けようと(経費削減)した結果
儲からなくなる(デフレになる)。
で、我々が節約した分、
企業はまた給料を減らすw
今の日本が最初に助けるべき人々は、年収150万~300万程度の、正規非正規関係なく、フルタイム(+残業)で毎日必死に働いているけど、生きていく最低限の生活しか送れない、という人々だ。まず彼らの生活水準を向上させ、彼らに心身ともに余裕を持たせること。それが最初にやるべきことだと思う
— くろやぎ (@semirita1000) September 2, 2018