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【四章】少女の事件簿

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ここでは戦後の気になる少女や若年女性の重大事件を無期懲役事件を中心にまとめています
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2021年5月の記事一覧

戦後初の無期懲役確定の少女(19)

逮捕された少女は妊娠中昭和46年4月22日午後5時半ころ、北海道旭川の旅館で殺人事件で手配中の十代のアベックが逮捕された。少年は元バンドマン(18)、タイトミニ姿の少女(19)は妊娠中だった。 金員を奪うために少女の実母を殺害し逃走中だった。 二人は旅館で身を隠すようにし外出せず、「新聞を見せてほしい」とイライラしたりとどうにも不審だったために、近くの交番に通報、新聞で見た手配中の犯人の着衣とも特徴が似ていたために旅館の経営者は交番に駆け込んだ。 事件昭和46年4月21日に

祖母の遺体と同居 少女T.S(18)

最近Kさんを見かけない昭和50年12月29日、北海道の芽室町で近所の住人から「最近Kさんの姿が見えない。孫娘が何度も農協に来てお金を引き出す。家の様子もおかしい」と帯広署に届け出があった。 同署の刑事4人でKさん(77)宅に行くと孫娘のS子(18)と愛人のF谷(21)がいて、S子をお金の引き出しの件で問い詰めると、はじめは「東京のおばあちゃんに送金してる」としらをきっていたが、刑事の「送金伝票を見せろ」の言葉にワっと泣きじゃくって「おばあちゃんを殺した」と自供し、押し入れの中

十代アベックのタクシー強盗殺人

夜に鳴り響くクラクション昭和41年1月25日、神奈川県伊勢原町(現伊勢原市)の大山阿夫利神社の参道から少しはなれた林道で夜の10時頃に停車したタクシーからクラクションが鳴り響くのを近くの旅館で手伝いをしていた女性が不審に思い通報。 同じようにクラクションを聞いた近所の主婦が血まみれになりながら座席のうしろに寄りかかり、必死に片手でクラクションを鳴らし救いを求めて虫の息だった運転手Iさんを発見し、病院に収容されたが全身を28箇所も刺されていて死亡が確認された。 タクシーのタコメ