雑感 音楽理論
理論というほどでもないんですけどね。
以降音楽理論って単語は”音楽の喋り方”くらいに読み替えていただくのがいいかもしれません。
現代、音楽理論は3系統、クラシック・ジャズ・ポピュラーとあるなんて言われますけれども、クラシックとジャズでは言及がなかったりNGとされながらポピュラーではOKみたいな、あるいは逆・違う組み合わせなど、そういったことは結構あるわけじゃないですか。
平行する5度がクラシックだと禁止されてるのに他2つはほとんど気にしてなかったり、クラシックとジャズは短9度を嫌がるのにポピュラーはⅠM7上のメロディーにⅠを配置して全然OKだったり。
で、そういうのって「別に違う音楽なんだから関係ないじゃん」とも言えなくなってきてるわけですよ。
現代日本、例えばエンタメの文脈でオーケストラサウンドっていったらポピュラーの語法で作られたドコドコザクザクやってる音楽をオーケストラの編成に落とし込んだもの指すことが多いじゃないですか。
これが悪いとはまったく思ってないんですけど、それはクラシックではないわけです。
ゆえにクラシックの理論で処理できる範疇を飛び越えちゃってるものが少なくないのもまた事実として受け止めなきゃいけません。
そういうのが求められる以上多系統の音楽理論を併用する必要があるわけで、今まさに黎明期。
遠くない未来ではその併用のノウハウが蓄積されている、あるいはうまくすれば統合されてるかもしれないんですね。
早くて半世紀とか一世紀とかかかると思うんですけど21世紀後半~22世紀前半の音楽理論がそうなっているなら、自分は黎明期の実例になって後世の学者の”足し”くらいにはなってみたいと思った次第です。
自分の立場からできる人類への貢献ってこんなもんだろうなぁ、いっちょやってみっかなぁ、という雑感。
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