どっちが多い Google 比較検証
初出:2010/03/10
増補:2021/04/19
どっちが多い
2010/03/10 に、Google 検索で確認しました。
"非を認める"が"否を認める"より、少し多い。約 359,000 件 :約 236,000 件です。
"めどがたつ"が一番多かった。他の表記法は、「目処が立つ」、「めどが立つ」などがありますが、検索結果では、「めどがたつ」が一番多いようです。
"道可道非常道"対"道可道也非恒道也"は、 Google 日本語のページを検索 で、819:3 このくらいの開きがあります。圧倒的に通行本の方が日本では強いです。馬王堆本のほうが古いのに、これほどしか、出ません。より古い老子のほうが相手にされていない感じです。
2021/04/19 に再確認
"非を認める" 約 1,180,000 件 31倍ぐらい多いな、こっちが。
"否を認める" 約 38,300 件
意味的にも、国語辞典的にも、"非を認める"の方が正しい。11年経って、これに関しては、是正されているようだ。
"めどがたつ" 約 22,700 件
"目処が立つ" 約 816,000 件
"めどが立つ" 約 603,000 件
2010/03/10 には、"めどがたつ"が一番多かったが、2021/04/19 では、"目処が立つ" 約 816,000 件 が一番多い。"めどが立つ" 約 603,000 件 も、ほぼ同数ぐらいで多い。"めどがたつ" 約 22,700 件 と一番少なくなっている。11年間で、ネットの世界も表記は変遷しているようですね。これは、国語辞典的にもまあ、妥当な線でしょう。"目処が立つ"と"めどが立つ"は、現代日本語の表記として、どっちが標準的かと問われると、かなり難しいところがある。
ちなみに、"目どが立つ" 約 174 件 と完全に少数派。
2010/03/10 の検証では、日本語のページに限定して、調べられたが、今はできないので、結果の比較ができない。
"道可道非常道" 約 102,000 件 中国語(簡体字、繁體字ともに日本漢字と同体に付き、含んでいるだろう)
"道可道也非恒道也" 約 301 件
「道可道也非恒道也」 簡体字は日本漢字と同体だが、
「道可道也非恆道也」 繁體字は、異なる字を含む。
正確に比較ができないのは、残念です。まあ、『老子』の冒頭部分は、"道可道非常道"で、今は広く知られているようです。
最後に、
2010年頃は、国語辞典的標準表記から、離れたところに、ネット内での日本語表記が広くまかり通っていた感じだったが、現状では、それがかなり是正されているように思われます。以前見受けられた、カタカナ表記の多用も見苦しいほどではなくなっているのではないでしょうか。
これは、日本語入力ソフトの変換精度が向上していることに起因しているのでしょう。現在、どのくらいのシェアーに各社なっているのか、知りたいところですが、現状は2010年当時よりも確実に複雑なので、正確に知ることが、難しいだろうと思われます。日本語入力の割合におけるスマホの存在も、この件に関して、大きいものがある。
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