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#16【武井壮のオトナの育て方】から思うさすらい食堂の<“努力”って何?!>

こんにちは。
さすらい食堂です。

今回は、元・陸上十種競技日本チャンピオンにして、格闘技、野球、ゴルフなど、さまざまなスポーツの経験を持つ武井壮さんの『オトナの育て方』という動画を軸にさすらい食堂の考えをお伝え出来ればと思います。

そもそも武井壮さんってみなさんはどんなイメージですか?

百獣の王と名乗ったり、大谷翔平の仕留め方とか、誰々の仕留め方とかを面白く語ってみたりと突飛なことをやってる印象が先行しますが、そこには武井さんによるしたたかなセルフブランディング戦略が隠されているんですよね。

プロフィール一つとっても面白いなって思うところがありますし。

現在もテレビやラジオなどのメディア出演を中心に活動しつつ、いまなお「自分史上最高」をめざして、日々成長を続けている。

オフィシャルサイトより

この“いまなお『自分史上最高』を目指す”ってすごいですよね。そんな事言われたら(実現出来るかはさておき)期待しちゃいません?

しかも2023年12月現在でちょうど50歳。ちょうど私の10コ上です。どんな年齢になっても向上心を持ててる方ってすごいカッコいいって私は思います。

私がお世話になった元上司(前々回の投稿に登場)も直属の部下になった時がそのくらいの年齢だったと思いますが同じように言っててすごいなぁって思った事を思い出しました。


この投稿を読んでくださっているみなさんは今おいくつでしょうか。年齢問わず是非とも向上心や探究心、それらを支える好奇心を是非とも持って人生を楽しんでほしいです。

こどものように眼をキラキラさせながら昆虫を観たり、猫を愛でたり。そういえば私、子供の頃こんな事に夢中になってたな〜なんて思い出してみてください。

なかったら、これから作れば良いだけですしね♪
そういう方々がさすらい食堂のもとに集まってきて欲しいんてです。


話を武井壮さんにもどすと、セルフブランディングが巧みでたくさんの人を惹きつける“仕掛け”を創るのが上手いな〜って思う方の一人です。

武井壮さんがその境地に至った経緯などがこの動画では語られています。多くの人に刺さると思うのでよかったら見てください。

さて、今回は以前の投稿で長所を伸ばすことの重要性を書きました。その重要性を武井さんは武井さんの例え方で説明されています。

この例えが私にとっては腑に落ちた、とても素敵な講義だったのでご紹介します。

それがこちらの動画『オトナの育て方』


武井壮さんが警鐘を鳴らしているのは『おとなとこどもが逆転している』ということ。

簡略化して課題を挙げると

こども→好きな事を楽しくやっている
おとな→仕事を我慢してやって世の中つまんない

ということ。

これはおかしいんじゃないかな?どういうのがオトナのあるべき姿なのかな?なんて事を聴講してる方たちに問うています。


その中で印象的だったのが武井壮さんのスポーツのトレーニング理論。これがまた面白い。ご自身の経験をベースにお話しされている上に話し方が上手いのはもちろん考え方も理にかなっているように思うからとても引き込まれる。

スポーツを極める事はギャンブルだ。

スポーツは一つのスキルを徹底的に追求して伸ばす。そこで一流になったとしても、他の分野に行ったら“素人”でしかない。そこに社会的価値があるのか⁈それを問い続けてる。

私自身、学生時代に野球を10年していたり、社会人になってからも一時期プロスポーツの世界に身を置いていた経験からもそれは痛感している社会的課題でした。

そんな私としてはプロスポーツ選手引退後のセカンドキャリアのサポートをしたいなって思う事もありましたが武井さんはそこに至るまでのプロセスに問題提起をして、その解決方法というよりはどういう考え方で挑戦したらいいかという“考え方”を言葉にしてくれています。

例えば「水を飲む事は100%できる」のに「ホームランを打つことは100%実現するのが難しい。」これは何で?ということになんと小5の時に気づいたそうです。この発想に至れる思考力に驚愕です。

さらにすごいのが、不思議に思ったから先生とかそういう道のスペシャリスト(オトナ)に聴きまくったらしい。

その結果、誰も答えられない。
(ですよね。わたしも明確に答えられない)

あるオトナから「練習をして確率をあげるんだ」と言われてもそこに注力する事に心許無くなったらしい。拡大解釈になるけど、このままだと“確率をあげる練習”と“得られる効果”が見合わん!って思ったらしい。

すごいわ。


ほいで、自分の動作が映ったビデオ📹を見て『俺ぜんぜん思った通りに動けてない』と気づく。その差分を改善しようとする。つまり自分の身体を思った通りに動かせるようになってからスポーツをやろうと思ったらしい。

そしたら、確率をあげられるはず。と。
すごい、、、。

こういったクレバーな思考の持ち主だから、あらゆる興味を持った事にはどれくらい注力したら自分のスキルとして高いクオリティをアウトプットできるかを考えた武井壮さんとしては

今全く知らない事を1ヶ月本気になって調べたら、周りの人間より大体の事は全部一番詳しくなる

とおっしゃっています。

この言葉を聞いてなるほど!って思いましたね。それ以降、私は料理やスパイスほか、興味のある事は一通り店頭に並んでる気になる違う種類の本を複数冊買って読み比べる。そうすると同じ事を言い方を変えて買いてるだけのことが多く、こういう事なんだなと理解が深まる。

そして、いろんな知識溜まっていく。(引き出しが増えていく)

これが私の向上心を支えている考え方の一つです。


社会的価値は“人が求める数の多い少ないか”で決まる

武井壮さんがチャンピオンになった十種競技はそもそも求めてる人が少ないからトップを取ったとしても社会的価値はない事に優勝した後に気づく。

何かの世界でトップを取ったとしても必要とされなければ社会的価値はなく経済効果を生み出さない。

一方、トップではなく世界で10番目くらいの価値なんだけど、世界で10億個くらい売れます。このような物の方が社会的価値(経済的価値)はあるよね、と武井壮さんは述べてます。

同様の問いを現代のアスリート育成に対しても投げかけている。

10年間をギャンブルにしないためにどうしたらいいか。どう考えたらいいかを提示する。自分がやっていること、追いかけている夢にどれだけの社会的価値があるかを考えてみてと。

こういったことを研究した親がいますか?と問いかける。

そんな武井さんはスポーツにおけるジュニア育成のポイントを以下の2点だと述べています。

こういう発想はなかなか気づけない。この投稿をきっかけに、武井壮さんの動画をご覧になってジュニア育成について考えが変わってくれたらうれしいですね。


武井さんは今までは“自分が成功したい”と思ってただやっていたスポーツを変えてみたそうです。“クリケットの選手のように楽しみに見てもらえる人”になるためにはどうしたらいいかって思ったそうです。

つまり、今までは自分のためだった。それからは、身近に居る芸能人がその人が居る事によってその周りの人たちが元気になったり笑顔になったりする(喜んで貰ってるような)ことに価値があるという事に気づき人の魅力(その価値)っていうのはそのクオリティではない。喜んでくれる人の数だってことに30歳くらいの時に気づいた。

つまり、自分のクオリティで飯を食べているわけではないと。

どんな仕事しても
どんな趣味持っても
どんな希望を持ってて
どんな夢があっても
それを誰かが必要としてなかったら
それは価値がない

動画より

これ、心に刺さるなぁ。
30歳まで日本一のクオリティを持ってても一円も稼げなかったから実感している武井壮さんの言葉だからこそ実感もこもっていて突き刺さるエネルギーをすごく感じれる。

武井壮さんは「なんであの人大した記録もないのに稼げているんだろう?」と思われることもあるそうで、その答えとしては「チャンピオンとして人を喜ばせる能力が20人分だったとしても皆さんのおかげで何百万、何千万と増えている。」とのこと。ただ、そうは言うけれども武井壮さんの努力のたまものだと思う。

最後の締めにおっしゃっているこの言葉が素敵です。

昨日の僕より今日の僕が成長してあげるようにする。
1時間トレーニング、1時間知らない事を学ぶ。
この2時間はどんなに遅く帰ったとしても必ず
自分にプレゼントしてあげる

動画より

なんですか?!この「自分にプレゼントしてあげる」って。
「努力する!」「頑張る!」とかじゃないんです。
自分へプレゼントなんですって。素敵ですね。

この想いで毎日、積み重ねていくと昨日の自分より今日の自分。今日の自分より明日の自分が成長していくのがわかる。そしたら必然的に自身もつき、自己肯定感もあがり、人生が楽しくなる。ワクワクしながら生活する。そんなワクワクしている人の周りには人が惹きつけるられて集まってくる。

だから、影響力を持つ。結果、たくさんの人から喜んでもらえる人になる。

すごいね。

やっぱ、人生を如何に楽しむかって重要ですね。
さすらい食堂も集まってくれる仲間たちと一緒に人生を楽しみたい。


最後に、武井壮さんからのメッセージのキャプチャを添えておきます。


もし、興味があれば『さすらい食堂』と一緒に夢を叶えましょう。その姿をこどもたちに見せてあげましょう。

生きるってつらいことばかりじゃないんだよっ。
楽しいことは待っててもこないよ。
楽しいことが起こってるところに足はこぼうよ。
楽しいこと創ろうよっ。て伝えたい。

そんな想いを込めて今日はnoteを書きました。
明日以降の投稿もお楽しみに~。
ありがとうございましたっ♪

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