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今日も今日とてバーフバリ。

※サムネお目汚しすんません、こんな、あまりにも描きかけの排泄途中みたいなやつを……
どうかまじまじと見ないでね。
野暮用に野暮用が重なり(というか天性の飽き性を発揮して)この先まったく進まないもんでもう…なんか。。。。。ここで供養させてください。。。



退勤途中、「今日は通算◯◯回目のバーフバリみよーっと」って頭の中で考えてたのですが、その思考回路が、「実家帰ろ」とほぼ同義だったのでついにここまで来たかと思いました。
マヒシュマティis実家。

今日は(も)、ひたすら無目的に語らせていただきます。

はぁ〜〜〜〜バーフバリってさぁ、(というか名作と呼ばれる映画って)、「この役はこの人にしかできない」「この役柄は、この人に演じられるために産まれてきたんだ」という説得力みたいなものがあるよね。
バーフバリもRRRも、俳優陣の名演っていうか熱演というか怪演というか、とにかく凄い。
ラージャマウリ監督って、オーディションとかそういうのしなさそう。「この俳優にこう演じてほしい」っていう確固たる信念のもと脚本書いてそうな感じがする。

プラバース演じるアマレンドラ・バーフバリもマヘンドラ・バーフバリも、
ラーナー・ダッグバーティ演じるバラーラデーヴァも、
アヌシュカ・シェッティ演じるデーヴァセーナも、
ラムヤ・クリシュナ演じるシヴァガミも、
ナーサル演じるビッジャラデーヴァも、
サティヤラージ演じるカッタッパも、
スッバラージュ演じるクマラ・ヴァルマも、
その他大勢のモブたちも。

※一切知らない人が読んだら、なにこれ呪文?
バンコクの正式名称?ラピュタの呪文詠唱??とかおもうかもしれないけれどバーフバリに沼落ちすると恐るべきことにこれらの尊き御名前を空で言えるようになります。

特にプラバースさんとアヌシュカ嬢、もうこの二人はナチュラルボーンバーフバリでありデーヴァセーナだと思う。(いや、カッタッパも最高、シヴァガミもラムヤさんの眼力あってこそだしラナさんのビーストボディも……って結局全員凄いのよな。)

もうね、それぞれの主要キャラ出てないときでも、「今は裏でこんなこと企んでんだろうな…」とかいろいろ妄想しながらみちゃうから凄いよね。

あと、大抵の人は皆国際版をみて、ドハマリした一部の人間が完全版をみる、という流れかと思うのですが、このふたつ、ほぼ別物と思ったほうがいいかも。なぜなら国際版か完全版かでキャラへの入れ込み方がまったく違うから。
特にシヴドゥくん(マヘンドラ)とデヴァセナ。
たぶん、国際版だけの印象だと、感情移入できるこれ!っていうシーンがなくて、「うーんあんまり推せないかなぁ…」と思ってしまうかもしれない。というか私がそうでした。しかしこれがもったいない。めちゃくちゃ主要キャラだし、せっかくなら推せたほうが楽しいじゃないですか。
そこで完全版です。国際版でカットされているこのふたり固有のダンスシーンがあり最高です。
まずシヴドゥくんの滝ダンス、めっっっちゃくちゃ可愛い。しかもこのときプラバースさん、おみ足に怪我?!してたらしいのに、ニッコニコで踊って、俳優魂がすごい。みんな初っ端から一気にメロメロになるはずです。水も滴る良い男です。村人のみなさんも導師もるんるん踊ってて、シヴドゥくんが愛されキャラなことが一目でわかるし、自分が村人Aになったかのように感情移入できて超好きなシーン。
たったの1分そこらなのに、なんで削ってしまたん?国際版よ…

そしてデヴァセナ嬢の「かわいいクリシュナ神よ」。んまぁ〜〜〜〜〜〜〜〜かわいいことかわいいこと。クンタラ女王も国際版だと出番あんまないけど、このシーンではデヴァセナと楽しそうに踊ってます。王族の気品があってとても素敵。で、あんなに苛烈なデヴァセナ嬢が、ニコニコキャッキャしながら、伝統的で美しい舞を踊るんですからそれはもう眼福です。このギャップにみんなメロメロになるはず。
これはバーフバリへの恋心が吐露するとても大事なシーンなのだけど、、、
まぁそのあと、クンタラに奇襲が迫ってきて、バーフバリが本性見せて三本矢でピアスちりんで恋に落ちるシーンがあるので、これがあるから「かわいいクリシュナ神よ」はカットされたのだと思うけど……でもねぇ〜このダンスみたらみんなもっともっとデヴァセナ嬢のこと好きになるしインド映画のことも好きになるよ絶対〜〜〜〜〜〜〜

そうそう、あとはプラバースさんの演じ分けね。初見では、父と子顔が同じすぎて(同じ人が演じてるのだから当たり前)ちょっと笑ってしまうのだけど、登場人物に感情移入しながら見ていくと「あぁ、父と子はひとつだけど、違う人間なんだ」となる。
まず顔立ちが同じはずなのにしっかり違う人格に見える。あと、声の凄みも全然違う。アマレンドラは、プラバースさんならではの重低音を響かせる王の威厳ある声なのだけど、マヘンドラくんは若々しくやんちゃっぽい声。伝説誕生の最初の方のシーン、他の人が声当ててんのか?ってくらい。声まで変えられるって凄くない?
あと、衣装とか髪型の影響もあるけど、マヘンドラくんは、ちょっと芋っぽいというか野暮ったい感じがして、最初のシーンではいかにも村人ってかんじ。おめめもまん丸でかわいい。そのあとムッキムキで御神体運ぶシーンとか、最終決戦で覚醒するシーンはむっちゃくちゃ格好良いんだけど、やっぱり父に比べるとどこか素朴な感じがする。後編へ向けて徐々に成長していく感じが素晴らしい。
父は、もう初っ端からカリスマ性とオーラが半端ない。なんかもう、お顔立ちから違う。おめめはまん丸じゃなくてかまぼこ型で、若いのにどこか達観してて、頭の先から爪先まで育ちの良さと王族の風格が出まくってる。
そう、この演じ分けができるプラバースさんはとにかく凄い。ナチュラルボーン・バーフバリ。


デーヴァセーナ。
デヴァセナなぁ……………
なんか、何回も見てると自分がもしクンタラ国民だったら…とかいろいろ考えて見ちゃう。
バラーが嫁にする!って言って、その書簡を読んで激怒するシーンあるじゃないですか。「金銀財宝など私には塵に等しい」って、かっけぇ〜〜!
言ってみてぇ〜〜!って思ったんだけどさ、普通なら、金銀財宝には飛びつくものじゃないですか。シヴァガミ様も、「このマヒシュマティを侮辱するとは…」となるよそりゃ。
そして、クンタラ国っていうか古代国家の事情は知らんけどさ、普通、王族って国民の税金で生きてるでしょ?たぶん。
クンタラ国は平和な国家という認識でお話が進むけれど、国民の中には、本当に困窮していたり、病気をしていたり、お金が必要な世帯も少なからずあるわけじゃん。
デヴァセナは王族である前に一人の人間だから、自分を物のように扱われて不服だったんだろうけど、王族として「本当に」国民のためを思うならば、政略結婚くらい妥協しなきゃいけないよね、とか思ってしまう。だって国民の血税で生きてるんだから。それには報いないといけないんじゃないかな。ましてや相手は大国マヒシュマティ、超絶玉の輿。
王族とか女中とかその周辺の人は、その縁談を跳ね除けることについて「御立派で!!」と褒め囃していたけれども、たったひとりだけ、女王様だけは、「やめときなさいデーヴァセーナ…」って諌めてた。これはそのへんの事情を汲んでるんじゃないのかな。
で、なんやかんやでクンタラは滅ぼされてしまい、せっかく注意喚起してくれた女王様は死んでしまい、王様(デヴァセナの兄)が残党を集めてデヴァセナ奪還を企てる。
デヴァセナどこまで徳が高いねん!!!!すげぇ愛されてんな!と思ってしまう。
「私たちの国を滅亡に追いやって…デヴァセナが憎い」って思ってる人とか、「マヒシュマティを内輪揉めで滅ぼしたバーフバリ夫妻が嫌いだ」、みたいな層が一定数いてもおかしくないのに、そういう描写は一切無し。
バフバリ&デヴァセナは圧倒的な神として何世代に渡り崇められる。※

まぁ物語として、一番面白いように話が進んでいくのだから、ごちゃごちゃすったもんだがあって当然なのだけど、でもつい深読みというか裏読みしてしまう。それでこんなにおもしろいんだからやっぱバーフバリ、ラージャマウリ監督凄いよ。

特にアジアの東の端っこのとある国もさ、
ほら国の御上の人々がさ………似たような事情があるもんだから…………………

 ※でもエンディングで、「マヘンドラ・バーフバリの子が、次の王になる?どうかな。この世は諸行無常だ」という台詞があるのが絶妙。また別の解釈ができてすばらしい。抜け目ないね、監督。この台詞は完全版にしかないのが残念


全然終わらん。また追記します。メモ↓
セートゥパティくん
カーリー様、ドゥルガー様
クマラ・ヴァルマがバラーを殺そうとするとき




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