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バンバン!をみました

・ほぼルパンやった…なにそのアクションかっこよ…漫画やん。。

・リティク・ローシャン、なにその目の色…宝石…?うちの猫ちゃんのおめめみたいだよ…てかダンスうま………エンディングのダンス、もろにMJだったけど、ムーンウォーク読むくらいマイケル大好きなのでオマージュとても嬉しい。
この公開当時は、もう、マイケル亡くなってたのか…でもこんなに美しいエンターテイナーが継承してくれていたらきっと天国で鼻高々だと思う。

・カトちゃんことカトリーナ・カイフ(はじめて呼ばせていただきます)、正直そんなに好き〜〜ってわけでもなかったけど、今回はちょっと可愛かった。カトちゃんカトちゃん言われる理由がちょっとわかった。
お顔にホクロあるね。いいね。あんまりホクロある俳優さんていないから、見つけるとにんまりしてしまう。(最近でいうとK.G.Fのヤシュニキも、ほっぺにセクシー黒子あってよきです)
・そういえばインド映画に出てくる女性陣てみんなほとんどスーパーロン毛だね。そのうち地面につきそう。やっぱり黒髪長髪=美という方程式があるのかな…
唯一の例外は、パターンでディーピカ嬢がベリショ金髪姿(めちゃ似合ってた)だったくらいかな。でもあれは変装だしほんの2分くらいしか映らなかったしな…
やっぱりその辺は、ちょっと、価値観が古いのかな。。インド古来の伝統に則ってるというか、宗教とかの観点でわざとそうしてるのでしょうか。まだまだ見てる本数が少ないから知らないだけかな…とも思うけど。
私は、黒髪・地毛は勿論好きだし大事だと思うけれど、ベリショにしてたり刈り上げてたり、金髪銀髪赤髪ピンク髪、なんなら髪の毛が1本もなくったって(ハリウッドにはたまにそういう人でてくるよね)、それが似合っていれば最高に素敵だと思うので、もっとインドの美女たち髪型遊んでくれても嬉しいけど~~~となった。
そういえばリティク兄さんの明るいブラウンでカーリーな髪、あれも地毛?それとも役柄にあわせて染めて巻いてるのか??


・意外と早く死んじゃう格好良い敵役の人、ハミド・グル役、もしかしてスディープさん?!(カッタッパの限界オタクことアスラムカーン役)と思ったけど全然違う人だった…まだまだ修行が足りんな…
そもそもスディープさんはカンナダ語圏の大スターなんだから、こんなチョイ役で、北インド側の映画に出るわけない(って断定しちゃいかんのかもしれないが)んだな…その辺ももっと、いろんな地域の作品をみて勉強していこうと思いました。
にしたってハミド・グルかっこよくない??!ゴリゴリのタトゥーで葉巻吸って美女はべらせてインフィニティプールに浸かって、これぞ「THEマフィア」っていうゴリゴリのステレオタイプなのにめちゃめちゃ格好良いよ。。顔面の良さや存在感の強さでガンッ‼‼って後頭部を殴られるかんじ、インド人の俳優さんは女性も男性も老いも若きも痩せてる人も太ってる人も大きい人も小さい人も、みんな「強い」よ。。

・パターンとタイガーと同じ監督さんなのか…道理で…
しかし明らかに今の作品の方が面白くて進化していてすごい…となった。
あと、もしかして監督日本のことかなり好きじゃない?と思った。パターンでは「金継ぎ」、バンバン!では「スシがうまいぞ」とか「ホンダ、良い車ね」とかなんとか日本贔屓の台詞がちょくちょく出てきて嬉しいぞ。というか、日本とインドの外交関係が友好だからなのかな。(今のところは)
他のインド映画でも日本のキーワードってこんなポンポン出てくるもんなんでしょうか?

・ラージヴィールの台詞の翻訳が、ハルリーンに対しては「ここにいろ!」じゃなくて、「ここにいて」とか「いいね?」とか「おいで」とかなのヤバない……?
きゅんの極みである。
ヒンディー語のニュアンスなんて全然わからんけども、わざわざこういう翻訳にするってころは、ラージヴィールの人柄というか、スラングをガンガン言うタイプの奴じゃないってことがわかるね。
チャラ男で優男で軟派、そういうとこもルパンを彷彿とさせてよいですねぇ。

・この撮影当時のリティクは40歳でしょ…それでこの肉体も凄いけど、さらに言うとパターンのときのシャー様は御年60歳近いでしょ…おかしいよ…次元が狂ってる……バケモンや…(最上級の褒め言葉)
ダンスはリティクのほうが上手だけれど、なんならアクションのキレはシャー様のほうが上回ってた、というかわたし好み。回し蹴りとか超絶格好良い。もちろん映像技術が年々上がってるのもあるだろうけどそれでもやっぱシャー様すごいよ……
インドにはこのクラスのスター俳優が北から南までゴロゴロいるんだから、そらもう凄いですよ…敵わないですよ。五体投地でひれ伏すしかないよ…

・ハヌマーン様のウォールアートの前でバンバン!撃ち合うシーン、最高!リティク兄やんカックイイ!インド万歳!

・せっかくだから、元ネタの「ナイトアンドデイ」もみてみたよ。ハリウッド映画なんて久方ぶりにみた。
まず思ったのは「みんなほとんど髭生えてねぇ!!!!!!!!!」(当たり前)
そして画面の向こうのおトムは、万人が思うとおり最高にクールだし、キャメロンの笑顔はやっぱりチャーミングだ。あと、食堂車のシーンで対峙する殺し屋役の俳優さんがこの作品のなかではなんか好きだった。得体のしれない不気味さのある強キャラ、こんなんみんな好きやん。(残念ながらハミド・グルと同じくあっけなく退場しちゃうけど)

そして話の大筋はほぼほぼ同じだし、ラージヴィールのキャラクター設定(女性に対しての口調が優しい)も、おトムをなぞって作られてる。二カッとした笑顔も、トムクルーズが世界で一番似合う「あのグラサン」をかけるところも、リティクがすごくトムを意識して演じてることが分かった。
でも、全体を通して、個人的な好みだけれど明らかにバンバン!のほうがおもしろかった、と思った。リティク兄さんやカトちゃんも、スタイルバッキバキに仕上げてきてるし、この辺は原作を大きく上回ってる。それに、、なんていうんでしょう。白人が出ていなくたってこんなに面白い!っていう点で、不思議と、有色人種であるところの自分自身も好きになれる感じっていうか…(ただの個人の感想ですが)
なんかねぇ、インド映画版はとにかく演者のみなさんの持ってる、楽しもう!楽しませよう!っていうパワーというかエナジーというか美味しいスパイスの香りが、画面から放射線状にブワァ~~~~~って伝わってきて、それが身体を包み込んでくれる感じ、みていて本当にワクワクするつくりになってる。そもそもこれはリメイク版だから、より良く、より楽しく、っていう製作陣の意気込みがあるんだろう。そして製作陣がみんな「ナイトアンドデイ」が大好きで、リスペクトしてるのがすごく伝わってくる。だから、きっと、トムやキャメロンガチ勢の方々が見たとしてもきっと、「こんなに楽しい作品に生まれ変わらせてくれてありがとう!」って思うんじゃないかな。そしてカレーが食べたくなるんじゃないかな。

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