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【孫子の兵法】これから予想される業界変動の準備の必要性

今、釧路へ出張に行く為、丘珠空港にします。少し早めに着いたので、空港内にある札幌の歴史パネルを見ていると、ふと思ったことがあるのでまとめてみました。

歴史を繰り返すとは真実か!?

私が気になったそのパネルとは、次のものです。

アイヌ1

1669年のアイヌと和人との戦いは、シャクシャインの戦いと呼ばれています。それまで東北地方までアイヌは交易をしていたが、江戸幕府ができてから、交易に制限が加えられるようになり、実質的に松前藩に支配されるいることに対してシャクシャインを中心にアイヌが蜂起したものです。

本当に歴史を繰り返すなら・・・

これを読んで、ふと思ったのが、『今現在行っている事業の展開の仕方が、或る時から通用しなくなり、時代を隔することになった原因を上手に取り入れた企業等によって市場独占され、今まで通りに売上が見込めれない、下請に甘んじざるを得ない状況に陥いるかもしれない、と。』

これはあくまでも空想ですが、今や目の前に来るであろうAIの時代。その先に、あの話はやっぱり空想だったよね、と言えたら良いのになって思います。

アイヌが勝てなかった理由は・・・

何故、アイヌが和人に勝てなかったのか?【孫子の兵法】の五事七計で考えてみましょう。

【道】:大義名分⇒ これは十分にあったと思います。但し、長年アイヌ民族同士で対立をしていたことで、必ずしもアイヌ民族側についた訳でなく、中立を保っていた集落もあった。

アイヌは、江戸幕府と異なり、統一された政権がなかった。それが為に、結果として各個撃破されてしまう運命だったのかもしれません。

【天】【地】:自然環境、戦場の特徴⇒ これを味方にできたかどうかは不明です。6月に蜂起をしているけど、冬を味方にすること前提の戦い方もあったかもしれない。

【将】:リーダーの資質⇒ ①アイヌ民族を統合して軍を編成したとしても、そのような規模の組織を運用した経験者がない。②北海道の広いエリアで蜂起をしたので、連携して戦えていたのか不明です。

【法】:組織の体系⇒ ①アイヌ民族は、武器である刀の刀身を和人から買っており、自分達で製鉄技術がなく作れなかった。それはアイヌ民族の軍の全ての人に刀が行き渡っていなかった可能性もある。②鉄砲の保有数が異なっていた。アイヌ民族27丁もあったが、松前藩は16丁しか保有していなかったが、他藩から借りて70丁体制となった。まずは、装備面で大きな差があったのは大きいと思われます。

誤報による「感情による蜂起」だった為か、短期で何かの成果を得ることが困難だったと思います。となれば、蜂起すべきでなかった、ということになるのでしょうが・・・・・

簡単な考察でしたが、ユリウス・カエサルに対抗したガリア人のウェルキンゲトリクスのような人物も異例なのかもしれません。

※上記考察は、当時の資料を丹念に調べての考察ではありませんので、その辺り差し引いて受け止めて頂けたらと思います。不愉快な思いをされる方がいらっしゃいましたら平にご容赦頂きたいと思います。

まとめ

このシャクシャインの戦いを通して学ばないといけないことは、アイヌ民族は、もしどうであれば勝てたのか。ifではないでしょうか。

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