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『ヒストリエ』12巻
おんんんもしれええええい!
マケドニアに来てから今までのことが全てフリだったかのように物語が動き始めてる感があり、おうおうおうマジですかという面白さで。
ただまぁもぉちゃんと面白くなってきちゃって、そのぶん次読めるのいつなんよという不安も更に募るわけですが。
それにしても改めて岩明均の「そこクローズアップする!?」というセンスには脱帽です。
映画監督でいうとシャマランとかにも似たセンスというか
『ヴィンランド•サガ』28巻
ああああ、始まってしまった。
このまま、いいことしか無いまま終わる訳はないとわかっていたけど、それでも苦しい。
誰が明確に悪いわけでもないのに、少しのすれ違いと少しの不運と少しのタイミングのズレで暴力が始まってしまう。
その暴力がどんな不幸を呼ぶかを考えるともう胸が痛い。
今まで積み上げてきた大切なものとその時間、そしてそこに紛れ込ませた「悪意の種」。
そういった要素を最大限にうまく使うのが本
『Xinobi -乱世のアウトローたち-』1巻
面白い!
いわゆる手裏剣投げて飛び回る「忍者」ではなく、汚れ仕事を生業とする悪党集団としての「忍び」を描いた話。
とにかく世間一般に流布してるファンタジーとしての「戦国時代」のイメージに惑わされることなく、「本当はこうだったのでは?」という新しい戦国時代のイメージで物語を紡いでいくのが面白い。
そこを支えてるのが読んでるだけで伝わってくる圧倒的な資料と取材の数。
確かな情報から組み立てられる新し
『リップサービス』1巻
長身美脚眼鏡美人が男を蹴ったりコスプレしたりする。
以上。
まぁそういうのが読みたいから買ったし、実際そうだったんです。
絵はキレイです。美人さんがちゃんと美人です。
だったら何も問題ないんじゃないかと思うんですけど、にしてもお話がなんじゃこりゃ過ぎて。
主人公は探偵事務所の秘書。で、探偵に惚れている。
んだけど、まずなんで惚れてるのかがわからん。きっかけの話とかなくて設定がそうなので。
せ
『胚培養士ミズイロ』5巻
一色室長の話、ヘビーなの来るかと思ったらむしろコメディ寄りのライトなやつで意外というかなんというか。
ただヘビーなの持ってるだろうから今後どうなるのかな。
そして新しく始まった「お迎え編」がまたきっついやつで。
『「ヒト受精胚」は生命として定義されていない』
って、確かにそうなのかもしれないけど、実際に言葉として明確化されているとドスンと重い。
「それが生命であるかどうか」って物凄く深くてエ
『ようこそ!FACTへ』3巻の感想の追記の追記。っていうか答えの無い独り言。カルトってなんだろね。「自分の人生を生きる」ってなんだろね。
先生が見せてくる映画が『マトリックス』と『ゼイリブ』で、どっちも「俺だけが…!」という救世主であり英雄でありの「ザ•ワン」の話であって、作中でも渡辺くんはそう思うように誘導されてるし、そこに確かに生の充実を感じているわけだけども。
そこで「俺はたったひとりの俺なんだ!」「英雄なんだ勇者なんだヒーローなんだ!」という『選ばれし者』としての英雄的思考で気持ち良くなっちゃう。まるで酔っぱらってるみたいに
『忍者と極道』13巻
絶対盛り上がると思ってた孔富先生とのバトル。やっぱり最高。
とりあえず孔富先生の異形っぷりは久し振りに漫画読んでてビックリしたというか「こんなん見たことねえ」というインパクトでたまらんかった。
そんくらいアイデア溢れるデザインだけど、それがただの見た目一発のために用意されたもんじゃなくて、ちゃんとお話の必然のうえに成り立ってるのが本当に偉いなと思う。
『「怪獣」という「異形」に憧れる』
その
『ようこそ! FACT(東京S区第二支部)へ』3巻
うーーーーわーーーーー。
おもしれええええええーーーーー。
何が起きているわけでもない。
実は何も起きていない。
他から見ればただの落ちこぼれの夢想。
修行のシーンなんてきっとニートとクズの散歩。
そんなことより働けよ。
そんなことよりちゃんとしろよ。
ギャグみたいな嘲笑の対象。
それがリアル?
それが現実?
でもこの漫画を読んで誰が渡辺くんを笑えるんだろうか。
いやぁぁぁ面白いです。
一
『ねずみの初恋』2巻
よーしよしよしよし!
イチャつけイチャつけ!
死ぬほどイチャつけ!
こっちが羨ましくなるくらい、
「あーもう幸せになっちゃえよ」と思うくらい、
盛大にイチャつけばいい!
お前達がイチャつけばイチャつくほど、
後に酷いことは起こるのは確定で、
つまりは漫画が面白くなるのだから!!!!
いやぁー面白いです。
てかちゃんと漫画うめえ。
1巻の出だしだけ見たらアイデア一発の漫画家さんの可能性もある
『放課後ひみつクラブ』5巻
あー、面白い。
あー、くだらない。
あー、笑った。
なんちゅうかこう「今回も面白かったー」以上の感想なんて必要ない漫画ってあるよね。
『放課後ひみつクラブ』は正しくそんな感じ。
毎回ちゃんと笑えて面白いので永遠にやっていてくれと思う。
そんだけで感想充分だと思うんだけど、一応それっぽいこと言うならやっぱこの漫画のギャグの特徴として、なんちゅうか振りかぶらずに即発動が可能な「牙突零式」みたいな
『君と宇宙を歩くために』2巻
うん。いい漫画や。
1巻の感想でも書いたんですけど小林も宇野くんもたぶん発達障害なんだろうと思うんですが、病名をわざわざ明らかにさせずにキャラの主観で、そのキャラなりの思考•言葉で悩んでる姿を描くのはとても優しいと思う。
ていうのは、自分がそうだとか知らない若い人とかもたくさんいるだろうわけで。そういう人が「あーわかる」「自分以外にもこう感じる人いるんだ」という実感が何よりもまず「最初の勇気」にな