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二篇

ハートに火をつけよう。
忽ち、電脳世界の粗暴な枠組みがメラメラと燃え始めるはずだ。半断線からの発火は貴方を包み、地球がどれだけ大きくて、僕と貴方がどれだけ離れていようとも、その火は消化されることはないだろう。業火の中ジルバをしよう。近づいて離れて、そのステップに重きを置こう。僕が貴方を回した時、微風が炎の勢いを断たれると決まっている。


部屋のカーテンを降ろして、コントラストを高めよう。在り来りなステップでは、貴方との距離はいつまでたっても縮まらない。もっとプログレッシブに鬩ぎ合おう。2人だけのフォークダンス会場が完成したら、永遠とオクラホマミキサーに興じよう。あっという間にアラームが鳴って、僕と貴方は深い夢に潜るはずだ。

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