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選挙権を持て余した有権者の遊び

①ひとりで1位から40位まで決めてみる

 ぼくと家人の会話@4月21日晩飯時
 お題:本日4月23日投開票の品川区議会議員選挙に関して
 補足:品川区議会議員の定数は40人


 ぼく「だれに投票するか決めたのけ」
 家人「どっちにしようか悩んでいる。あんたは?」
 ぼく「はっきり言ってどうでもいい。特段入れたい奴はいない。ひとりで40人全員を決められるわけでもないし」
 家人「いっそ1位から40位まで点をつけられるようにしたらいいのに。1位40点、40位1点という具合にして、その合計点で選出する。41位以下は0点」
 ぼく「集計がすげー大変だろそんなの。でもそれは面白いな」


 てことで、ひとりで1位から40位まで決めてみることにした。
 参考にした主なツールは選挙公報↓(https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/ct/pdf/hpg000024827_2.pdf
 あとはおぼろげな記憶。選挙公報の記載以外で事実と異なることがあれば、それは私の勘違いです。スイマセン。
 今回、定数40人に対して58人も出てきてやがる。ああ、めんどくせ。
 このため、消去法で誰を削るかというところからスタートする。
※無名の個人のこんなしょうもない記事で大勢に影響を及ぼすことはないだろうが、万にひとつのことを考えて、公平を期すために、投票時間が終了したこの時刻に投稿する。東京レインボープライドのボランティア、楽しかったです。


②政党で選別

 まずは政党で選別。選挙公報もクソもない。
 大まかに言ってこんな感じ↓


 公明=NHKなんとか女<品川に維新<参政<国民民主<維新<自民<都民ファースト<れいわ<立憲<生活者ネットワーク=共産
 理由は次のとおり↓


・公明
 党がというより支持母体を好きになれない。宗教嫌い極まれり。
・NHKなんとか女
 もうひとつのワースト。見ようによっては宗教よりも嫌いだ。
・品川に維新を起こす会
 違ってたらごめんちゃいだけど、「日本維新の会にあやかって名付けました」感がプンプンしているので、評価は低い。
 そうでなくてもこの人は、元区議でありながら先の区長選挙で下位、区長選挙再選挙には出馬せずに区議の補欠選挙に出て下位というあたりで、底が知れている。
・参政
「こいつら↑よりはマシ」レベル。俺はまだ夜回り先生の件を許してない。
・国民民主
 何したいんだか全然わからん。飛べない蝙蝠。
・維新
 ときどき自民よりもいいときがあるが、「だったら自民でいいじゃん」が未だ拭えない。
・自民
 どまんなか赤点。
・都民ファーストの会
「こいつ↑よりマシ」レベル。
・れいわ
 ぎりぎり赤点。国政の話ではあるが、新規政党がしょうもない小細工を弄するところが度し難い。
・立憲
 赤点すれすれ1割増し。たまに落第するから困る。
・生活者ネットワーク
「こいつら↑よりはさらにマシ」レベル。それでもやっと及第点。
・共産
 同率1位。決してぶっちぎりではない。
 ただし今回に関しては、候補者の中に失策があるため、2番手。


③無所属立候補者の選別

 無所属の立候補者は個別具体的に見て、政党よりもよいか悪いかを決めていく。
 そのうえで政党候補者内の順位を決めていく。
 ・・・つもりだったのだが、俯瞰とはいえちゃんと見ていくと、無所属立候補者でも政党候補者でも、抜きん出て低い人がいることがわかった。逆もまたしかり。
 このため②と③はあくまでも目安。


④結果と寸評(1位から10位)

1位:吉田 ゆみこ(品川・生活者ネットワーク)
2位:田中 さやか(品川・生活者ネットワーク)
3位:いながき 孝子(品川・生活者ネットワーク)
 筋金入りの共産党シンパがこの人たちを優先したのは敵失のため。
 この中での序列に深い意味はない。


4位:石田 ちひろ(日本共産党)
 のっけから法律的に正当な戦いに勝利した経歴に触れているところが好印象。
5位:鈴木 ひろ子(日本共産党)
6位:なかつか 亮(日本共産党)
7位:のだて 稔史(日本共産党)
8位:おくの 晋治(日本共産党)
 このあたりは割とどうでもいい。入れ替えてもいいぐらい。
9位:土田 英夫(日本共産党)
 他の人にも言えることだが、給食費無償化は区長の公約でもあった気がするが、どうだったっけ。
 それが実現したのはいいことだろうが、いくら選挙で訴えたとはいえ、当時は一区民であったあんたの功績とはいえないだろう。針小棒大は嫌いよ。
10位:やなぎさわ 聡(れいわ新選組)
 政党で決めますた。


⑤結果と寸評(11位から20位)

11位:せお 麻里(無所属)
 自身の経験に即した政策提言は、血が通ってて実に良い。
 これが地方自治の本旨だろう。
12位:しばた けいや(無所属)
 先の補欠選挙において、家人曰く「顔が気に入らない」。うーんこの。
 ともあれ無所属を貫いたことについては、俺は評価する(ただし相対評価)。
13位:ひがし ゆき(立憲民主党)
 選挙カー使わないっていうのはよいね。
 ジンジンジンジンうるせえご同輩の国会議員にもそうさせてくんねえかな。
14位:松永 よしひろ(立憲民主党)
 即戦力をアピールするのはいいけれど、なんかタイトルだけしか言ってない気がする。駒としてはわかりやすいが。
15位:かわぐち めぐみ(無所属)
「猫をもふりたい」がおもろい。これ、選挙公報だよな。
16位:ふじわら 正則(無所属)
 保育士・介護士の処遇改善は、まあよし。
17位:大倉 たかひろ(無所属)
 オンライン職業体験はまあ悪くないかな。
18位:西本 たか子(無所属)
 個人的に去年の区長選挙で評価を下げたからこのあたりで。
 しかし家人が直接、街頭で話を聞いたといい、巨大政党に誘われても無所属を貫いているらしいことは評価した。
19位:高橋 しんじ(無所属)
 当選回数以上に得票数に目を見張るものがある。
 じゃあことさらに俺が支持しなくてもええやろ(お)。
20位:野村 たかし(無所属)
 地域のつながりはいいとしても、上意下達でできるものではないと思うのだが。


⑥結果と寸評(21位から30位)

21位:まつざか 寛之(無所属)
 考え方を変える具体的内容が欲しいんですが。
 これだと薄い気がする。
22位:須貝 ゆきひろ(無所属)
 ほかの候補者にも言えることだが、みんなして似たようなレイアウトしてると、かえって目立たなくなるし見にくくなると思うんだがな。
 この人の場合はそこまで似たようなレイアウトではないが、とりあえず見にくいわ。
23位:横山 ゆかり(無所属)
 まだできてもいない児童相談所の強化をどうやるというのか。
24位:宮本 勇貴(無所属)
 この人はこの年齢とこの経歴で区議として何をしたいのだろう。
 あと、悪いが策定計画の見直しなんかで児童虐待はゼロにできんよ。
「親が子どもを殺しても児童虐待にはならない」とか、児童虐待の定義自体を変えない限りはな。
25位:山本 やすゆき(無所属)
 区長選挙の得票数を喧伝しているが、このための布石だったんですかね。
 首長になるのと議員になるのは根本的に違うんだけどな。
26位:木村 健悟(無所属)
 いつかの夕方から夜にかけて、1時間以上も選挙カーから猪木のテーマがずっと流れていてうるさかった。
 そうでなくてもひとつの場所で長時間やるなっていうのがあったと思うんだが、俺の勘違いかな。
27位:くにば 雄大(立憲民主党)
 気のせいか、見るたびに所属政党が変わっているのが気に入らん。
 だから多くの無所属候補者よりも下にした。
28位:安藤 たい作(日本共産党)
 筋金入りの共産党シンパがこの人の順位を下げたのは我が家においてそこそこの軋轢があるため。
 もろに蒙った家人は45位ぐらいだという。むべなるかな。
29位:筒井 ようすけ(都民ファーストの会)
 政党で選んでいるので公報さえ見ていない始末。
30位:まつざわ 和昌(自由民主党)
 選挙公報のレイアウトの話をまたするが、この人は異彩を放っていて目を引いた。そして二次元なんて嘘っぱちだと痛感する。4月21日に実物とすれ違ったけど、やっぱり別人だったで。
 自民党の人だというが、明確に推薦されていないところが相対的に好印象。まあ自民党なんですけどね。


⑦結果と寸評(31位から40位)

31位:ゆざわ 一貴(自由民主党)
 かかりつけ議員というフレーズは悪くない。
 党派を超えて、セカンドオピニオンみたいにするとなおいいな。
32位:本多 たけのぶ(自由民主党)
 写真を見て、「老けたなあ」とシンパシーを感じてしまった。
 歯は大事よね。だからやたらと抜くなよ歯医者ども。そういう政策ならば、まあ。
33位:えのした 正人(自由民主党)
 なんでこんなエエとこに事務所があんだろうと思ったら、実家っぽいな。
 そりゃあ票田がそこそこありそうだ。
34位:わたべ 茂(自由民主党)
 イラストがどう見ても嘘(主に髪の毛が)。
35位:渡辺 ゆういち(自由民主党)
 ハコモノを作る「場所」に言及してください。大事なのはそこだぜ。
36位:西村 なおこ(自由民主党)
 なんか駒感が拭えないよなあ。どこまで自分の言葉で喋ってんだか。腹話術じゃねーんだぞ。
37位:こしば 新(自由民主党)
 この人も腹話術の人形みてえだ。推薦されている人って大概そうなのかな。
38位:高橋 のぶあき(自由民主党)
 この人は総理大臣様が応援している。どこに違いがあるんだろう。
39位:沢田 えみこ(自由民主党)
 広い意味での世襲なんやなって。
40位:石田 ひでお(自由民主党)
 区長選挙に負けたときからこの展開を想定していたが、やっぱり出てきたよ。品川区における区議会議員選挙は区長選挙の滑り止めなのかしら。
 もっぺん言うけど首長になるのと議員になるのは違うんだけどなあ。


⑧結果と寸評(41位以下で気になった候補者)

・津田 しんご(無所属)
 現時点で「区政の情報公開がされていない」という印象がない。そこに詳しく触れていないのもよくわからん。
 何となく選ばれようとしているようにも見える。
・田中 たけし(無所属)
 現時点での定数削減には反対である。その前に減らすものがあるだろうよ。
 それに人数減ったら、あんた都議選のときみたいにまた落ちるで(皮肉)。
 だいたいこの人、自民党じゃねえのか。
・神崎 ふみえ(自由民主党)
 個人的自民党最下位。
 去年の補欠選挙の際には無所属だったから投票したものだが、それさえ失敗だったと思わせてくれる、華麗なる転向。
・せりざわ 裕次郎(自由民主党)
 個人的自民党最下位タイ。
 なんで経歴の順番が1990年→2012年→2018年2013年なんだよ。こんな凡ミスで行政書士のレベルを下げるな(合格者より)。
 それより「2018年トップ当選」って、間違いでこそないが5人しか出馬してない補欠選挙での話じゃねえか。自民党から1人だけ出ればトップ当選するだろそりゃ。


⑨感想

 疲れた。
 俺、いったい何やってんだろ。
 でも、複数名を選出する議会議員選挙は、ひとりだけ選ぶ首長選挙と異なるから、こういうやり方だったらドラスティックでいい気がする。
 これを実現するためには、投票と集計の手間を考えればネット投票の実施が不可欠だろうが、その正確性と秘密性が絶対に担保されるという確証がない限り、実現は難しいだろうな。


⑩画像について

 この記事を書いていた4月22日の昼食。久々のグリーンカレー(作るのも食べるのも)。
 家人はココナッツミルク嫌いだから、ざっと2食分あまった。

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