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残酷なシーンって何時慣れるんだろうね

劇場版『鬼滅の刃』はPG12。12歳以下は保護者が「ヤバイよ(曖昧)」と伝え、同伴することで視聴することができる。──という前提。

年齢制限がある作品は、エログロなど、悪癖に繋がりかねないシーンが(一部)存在することの指標。心の発達が未熟な”子供”に見せると、精神がやられてしまったり、真似て悪癖になるなど、未来を摘む行為にもなりかねない。

ただ不思議に思うのは、エログロの耐性って年齢でどうにかなる問題だろうか?ってこと。

自分の例でいえば、中学でエロ本と出会ってしまい、20歳を過ぎて暗黒のインターネッツでグロ耐性を得てしまった。唯一耐性ができてないのは、他人のゲロシーンとアシダカグモかもしれない。

もしエログロを12歳以下の時、同時に知ってしまったらと考えると、まぁまぁショックを受けると思う。

勃起を”腫れる”と思い込んで病気と疑うかもしれない。気持ち悪い映像を見て恐怖で寝られなくなるかもしれない。そういったことに耐性をつけるなら、慣れるか見ないかの二択しかないのでは?と思うわけです。

そこには感情が発生しているわけで、振れ幅が大きくなった感情を正常にコントロールするのが理性。ではその理性をどのように鍛えるかっていうと、またこれも難しい問題。

「やってはいけないこと」「やるとほめられること」は道徳で学ぶ。

カッとなって手が先に出る人がいれば、自制して抑え込むことが出来る人もいる。先天的なエラーがない限り、感情のコントロールは育った環境というか、善悪を教えてくれた人が居るか居ないか、もしくは模範的な善人が身近に居るかが重要だと思う。

実際、鬼滅の映画だけでなく地上波アニメ版も深夜放送だから、血しぶきアリアリの年齢制限あってもおかしくない作品。

今の自分が見ても何も感じないけど、もし今の年齢で、人を斬って血がブシャーと出るシーンを生まれて初めて見るとなれば、どう感じるのかな~と興味はある。

人を傷つけてはいけないと教え込まれているなら、人を傷つけるシーンが出ると、そこには不条理があることになる。

確かに”触れさせないほうが楽”ではあるけど、慣れさせるのも教育ではないかなと考える。義務教育で習った性教育で、将来おせっせがいつでも出来るほどの知識が備わるわけでもないだろうし、林間学校の行く先が水龍敬ランドみたいな概念もアリなのでは?と思えてくる。

…………話を戻すと、

全年齢を対象にブームな今こそ、「自制とは何か」を社会に問う、いい機会かなと思います。大人になってつくづく感じる。子供は大人を見て育っていたんだなぁって。

ウチは父が麺とか何でも啜るタイプですが、母は音を立てずに食べるタイプ。

子供ながら真横でズゾゾーッ!とやられると煩いし、嫌だと感じていたので、自然と静かに食べる姿を真似ていました。そんな経緯で麺を啜らない勢に育ったオッサンがここにいます。

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