j-plat pat の文献固定アドレスを予測する
j-plat pat の2024年2月26日付お知らせ(J-PlatPat 機能改善について)にひっそりと「■文献固定アドレスの簡素化(短縮)<改行> 文献固定アドレスのランダム値部分をなくし簡素化(アドレスを短縮)します。」と記載されています。
・・・ということは
待っていました、J-Plat Patの固定アドレス化が実現しました。👏👏
たとえば、特開2024-025536の文献固定アドレスは https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-2024-025536/11/ja です。
これを見ると、何やら規則性がありそうです。
では、確かめてみましょう。
Case1:特願2021-208845の例
特願2021-208845は公開番号が特開2023-093799、登録番号が特許7243802となります。それぞれ
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-2021-208845/10/ja
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-2023-093799/11/ja
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7243802/15/ja
です。
予想通り出願は0で公開は1でしたが、登録は2でなくて5でした。
Case2:実願2023-003687の例
実願2023-003687は登録番号が実登3244847となります。それぞれ
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-2023-003687/20/ja
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-3244847/25/ja
です。
実案が2というのも当たりました。ならば
意匠出願2022-010319:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/DE/JP-2022-010319/30/ja
意匠登録1737892:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/DE/JP-2022-010319/30/ja
商標出願平10-095467:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/TR/JP-1998-095467/40/ja
登録4357877: https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/TR/JP-1998-095467/40/ja
もしかして4:商標? までバッチリ予測できました。
しかし
意匠はDE、商標はTR、というところを見ると
PUは Patent & Utility model の意味だったようです、残念。
Case3:外国公報の例
US-A-220381652は
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/US-A-220381652/50/ja
となりました。
という予想は外れです。
そういえば、J-Plat Patサイトの上部(ヘッダー)には
Englishの文字が。
そこで、英語UIに切り替えてみます。
この公報のURLを取得してみると・・・
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/US-A-2022-0381652/50/en
おおお、en の文字が
まとめ
以上の結果から、次の規則性を見出しました。
これだけわかると公報番号から固定アドレスが作れそうです。
おまけ
出願/公報番号から固定アドレスを生成するExcelファイルを作ってみました。
種別の欄はプルダウンメニューから選択できるようになっています。
この記事に誤りや、新しい規則性を見つけられた方は
info@sasiapi.org
まで連絡ください。お待ちしています。
アジア特許情報研究会 西尾 潤