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他人の脳を外部記憶装置として利用する方法【日本語】シベリウスと菅井きん
花の名前が思い出せなくて、「カドミウムじゃなくで、グラディウスじゃなくて、バナジウムじゃなくて……」とやっていたら、家人が「ゼラニウムのこと?」と正解を教えてくれた。
この現象からわかるのは、①どうやら我々日本人は、名詞を意味や画像だけでなく、文字数やイントネーション、響きなどの聴覚情報として分類・整理しているということと、②同じフォルダに入っている名詞を列挙することで、類似のフォルダを持つ相手から目的の名詞を検索・リトリーブできる、ということだ。
しれっと自分を日本人の代表のようにみなしてしまって恐縮だが、あなたも心当たりがあるのではないかな?胸に手を当てて考えてみたまえ(誰だお前は)。
以前「荒井注じゃなくて、風吹ジュンじゃなくて、ほら、小栗旬みたいな、『タタタターン』みたいなリズムの名前のイケメン俳優」と言って、見事に同僚から「綾野剛」を導き出したこともある。
どうだい、もはや議論の余地はないだろう?(だから誰だお前は)
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