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オンラインで祖父を偲ぶ

今日(4月30日)は祖父の十三回忌の命日です。
本当は法要に参加したいのですが、祖父の菩提寺は遠い場所にありこのような世情で行くことができません。そこで今回は祖父の思い出を少し書いてみようと思います。

祖父とは離れて暮らしていたので、全部で20回程度しか会っていなかったと思います。しかも、少々話しかけづらい威厳があったのと、普段一緒に暮らしていないので何だかはずかしくて、祖父母の家に行っても話をすることがあまりありませんでした。
ただ、運転免許を返納するまでは私を空港や駅まで迎えに来てくれたりして、改札の向こうに祖父の姿を見かけると「じいちゃんの家に遊びに来たぜ!」感を感じたものです。

祖父との一番の思い出は、ちょうど十数年前のこの時期に遊びに行ったときにワラビ採りに誘ってもらったことです。
山菜取りはそれまでやったことがなかったので、ワクワクしてワラビを採る場所に向かったところ結構な斜面で、高所恐怖症の私は恐怖に震えながらワラビを取りました。その場所に慣れている祖父はホイホイ移動してサクサクとワラビを採っていました。

昼間は高校野球や大相撲の中継をよく見ていたので、今も相撲を見ると祖父のことを思い出します(そのような訳で、タイトル画を相撲のイラストにしました)。

祖父は従軍体験もあり、戦争の体験談はもっと聴いておけば良かったと思います。

いとこや私が祖父母の家から帰る日、いつも祖父は孫と離れるさびしさのあまり部屋にこもってしまいました。
ちなみに祖父の飼っていた柴犬のモモコさんもその気質を受け継いだのか、私たちが祖父母の家を出発する時はさびしげな表情をして、こちらを向いてくれませんでした。

話は変わりまして、NHK BSプレミアムで放送している火野正平さんの「日本縦断 こころ旅」の今日のスタート地点が福岡の宮地嶽神社さんでした。祖父が宮地嶽さんの神様の描かれた掛け軸を床の間に掛けていたのを思い出してびっくりしました。Remember meした祖父!

次の十七回忌では、ちゃんと法要に参加できる環境になることを祈る次第です。

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