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ジョングクという声

君の声は
束の間、ドラマを見せてくれる
そんな声

高いところから降ってくる心地よい音
耳障りなノイズは全て消え去って
君と誰か、だけになる

君は暗闇を彷徨う
君は太陽すら味方につける

筋肉質の白い脚で
力強く、時に恥じらいながら微笑んで

雨さえ詩に変えて
雷すら武器にしてしまう

笑うと皺の出来る大きな目を
更に細めて

いつも君は

一人じゃないよと励まして笑って
俺だってお前らと同じ人間だと怒気を強める

全てを見せて。
全てを見てほしいのにそれが出来ないと
そんな道を選んだ自分を恨んだかもしれない

時に誤解され
誤解される事を恐れないで
愛を詠う君を世界は見続けて

居場所が分かるのは仕方ないと笑った君の
本当の気持ちなんて
誰にも分かることなど
永遠にないだろう

だから
君は口をつぐめばいいんだよ
知らないって言えばいいんだよ
黙ってほしいって頼めばいいんだ

君の愛は幸せだけど
君の愛を一番望んでいるのは君自身なのだから

知る必要があれば
慮るから

会いたかったよ、が君の誰かに届く日まで
きっとそれは世界で一番幸せな日

※騒動が長引かないよう、祈るばかり
そして彼が(彼ら)痛みを感じないように祈るしかない自分が
もどかしい。


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