第6回ダビマス王座回顧録 前編

くぅ~疲れましたw これにて王座本戦終了です!(1年ぶり2回目)
もう2カ月前のことになり別の疲れが降り積もりつつある今日この頃ですが、本稿が少しでも読者諸氏の息抜きになれば幸いでございます。

なお詳細に振り返った結果クッソ長くなったので皐月賞&ダービーを前編、菊花賞とその他を後編の2部に分けてお送りします。ゆっくりしていってね!!!


最初に決めたこと

3レースともオルフェーヴルは使わないこと。王座本戦はトーナメントでの敗退を考慮する必要がないのでオルフェがより有力に思えるが、あえて縛りを入れることで普段やらないような非凡にも目が向いてより生産を楽しめるかなと。また私は因子厳選が苦手で人気取り勝負は分が悪く、得意騎手が乗らなくても最後までレースを楽しみに見守りたいという理由もあった。

オルフェ非凡は登場当初は色々思うところはあったものの今はむしろ好きな部類で、普段の公式はとりあえずオルフェ1薄めやるかくらいの気楽さで参加できるので大変助かる存在(ナーフ後はちょっと微妙になったけど)。現役時代の印象はより強烈で、特にソレミアに敗れた凱旋門賞は文字通り頭を抱えた。あの手応えから負けるのおかしいやろ!と圧勝ムードから差し返しを食らった光景は今でもややトラウマである。

ともかく私の王座決定戦はどうやったらオルフェを倒せるかと?というワクワクと共に始まった。もし最悪何も出ないままアイテムが尽きればオルフェ1薄めでお茶を濁すかと、まあ気楽なもんでした。

皐月賞 16番人気3着

■方針の決定

同じ中山コースの有馬記念と似ているというのが第一印象。皐月賞は牡馬三冠追込限定才能で超強力な三魁流転がある分、より追い込み多数の環境になると予想。ここは位置取りで優位が取れそうな差しのブライアンズタイム(以下BT)非凡で挑もうと最初からほぼ決めていた。

少し遡ると王座予選の舞台の1つが有馬記念であり、シザリオ牧場さんがTwitterで日々募集されていたBCで印が薄いのにやたらと安定して上位に食い込む2頭が目についていた。しろまた牧場さんのドロガメ号とわいち牧場さんのルナマリア号。恐らくはともにBT非凡なのだが、既に自分が所有していたBT非凡馬が全く振るわなかったため才能構成が気になっていた。

予選終了後に改めて探ろうと思い立ったところ、ドロガメ号はTwitterで才能構成を開示されており、なるほどなるほどと。ルナマリア号は情報が見当たらなかったため、それまで面識はなかったが思い切ってわいち牧場さんにDMで突撃したところ快く教えていただいた(感謝)。やっぱりそうかと納得しつつ颯爽と生産に取り掛かったのである。

■登録馬とレース振り返り

スピ147スタ127根性90後半 奇跡の得意距離2000っぽい
神楽どうして…

才能選択のコンセプトは以下の通り。
・追込多数の想定で、差しなら常時バフ無しでも前につけることができ
・BT非凡なら残り600mからのスタミナバフ効果で無印でも仕掛け遅れないはず(よって素体はスピ寄りに)
・調教才能はシンプルに直線バフ量を重視する

こんなん書いてますが最初の1頭目は日和って常時バフを1つ付けてしまい、あまりの微妙さに作り直した経緯アリ。せっかく情報もらった上で方針決めたのに俺はアホかと思い直し2頭目は振り切った選択に。

本番では外目の2、3番手という絶好のポジションから最終コーナーでマクッて見せ場たっぷりの3着。3番手に落ちた後に神楽が発動した様子が全くなく何でやねんと唸るも今でも原因はよく分からず。ゴールが近すぎると発動しないとか? 複数のオルフェ勢に差されて残り200mから差し返す想定で神楽にしたが結果的には選択ミス。神楽を鯨波などにしていればもっと際どく迫れていたはずで、3着という結果に喜びつつも千載一遇のチャンスを活かし切れなかった悔しさが残るレースであった。

■その他の選択肢

上記の登録馬完成後に野良やBTCで走らせるもかなり微妙な手応え。面子が揃わないとBT非凡の真価は発揮されないので当然ではあるが、やや不安に思いつつ他の選択肢も合わせて検討していた。

・ビワハヤヒデ闘煌
コーナー発動タイプ。中山では非凡2ながら発動時点がかなり早く、スタミナバフも含まれるためBT非凡と同じ理屈で好位置確保からの直線バフ全振りの戦略が取れそう。調教才能の比較でも先行で勝負できそうな感触があった。種を持っておらず期間中に再販もなかったのでやらず終いだったが今でも気になっている選択肢。同じ理屈でアドマイヤソンにも可能性を感じていたがイベント限定種なので入手は絶望的、こっちも試してみたかったな。

・アリダー
古の非凡ながら時に可能性を感じる才能。皐月条件でBT非凡と比較すると、脚が速くなるのバフ量ではアリダーが勝り、スタミナバフの発動時点がアリダー残り500mに対しBT残り600mからでBTに軍配が上がるという評価。今回は仕掛けタイミングを重視してBTを選択した。

・キャメロット
こちらも古の非凡でまさか検討対象になるとは思っていなかった。残り500mからのスタミナバフ効果を活かし、直線バフに全振りすれば追い込み調教才能の強さを最大限に発揮できるのではと考えた。試走したところ非凡自体の直線バフ効果がやや弱めに感じ、また常時バフ無しでは好位置を取れる可能性が低いと判断したためお蔵入りに。

日本ダービー 14番人気2着

■方針の決定と再考

まずは昔から好きなディープインパクト覇煌をやろうと生産に取り掛かった。乗り替わりでもスタミナ印◎を確保する想定で5番人気以内の発動条件をクリアし、オルフェ勢の人気取りを邪魔しつつ差別化できるのではと考えたのだ。

常時バフ才能も加味した謎の計算式により目標素体はスピ142-スタ132に決定し、奇跡クロス部分はディープ天煌x覇煌で構成。137-137が出現し得る型ではあるが、これまでの経験から短因子の数次第でスピ―ド寄りに調整できると考えていた。当たりが遠く苦労しつつ、また能力が想定とは異なる140-134ではあったが、何とかディープ覇煌非凡付きを1頭確保した。

楽しかったエルデンリングの思い出が蘇る

根性が弱跳ねだったこともあり不安と期待交じりで社内試走したところ、調教才能が3つ無効の有馬専用機オルフェ非凡馬に敗北するケースが多発。試走面子のレベルが十分でないため本番ではスタミナが大幅に活きる可能性が僅かに残るものの、あまりの体たらくっぷりにこれはアカンと苦笑しつつ戦略の再考を迫られたのである。

■座学のお時間

次の選択肢を決定する前に、コースに対する理解を深めようとお勉強を始めることにした。本番に相当するレベルの試走環境を構築することは諦め、同じダービーの舞台で約1年前に開催された5周年記念BCのレース映像を改めて、そして繰り返し見ることにした。まずは注目の上位馬についての印象である。

1着ゾフィ号。非凡の詳細は分からないが(ディープ非凡のいずれか?)、スタミナを活かした早め抜け出しから根性で他馬の追撃を凌ぎ切っているように見える。まさに私が最初に思い描いた理想の勝ち方で、スタミナ型にも希望をくれる存在に見えた。だが自身が根性で優位に立てる気がせず、同じような勝ち方が出来るかというと逆に疑問符が付くのであった。

2着ミライノカケハシ号。挙動から恐らくオルフェ非凡だろう。勝負所で位置取りが上がり過ぎて遅れての非凡発動となりながら最後僅差まで詰め寄ったのは驚異的。ダービーにおけるオルフェ天靭非凡の発動人気条件は6番人気以内であり(調整前の話で記憶違いの可能性アリ)、加えて予選トーナメントがなく人気取りに注力しやすい王座決勝においては複数のオルフェ馬が人気条件を満たす可能性が高く、それら全てを抑えて勝ち切ることの困難さ…についてはとりあえず深く考えないことにした。

3着クイーンエヴリーヌ号。先行なら珍しくないが、この条件で印が薄いながらも好走してる差追馬は非常に怪しいのである。根性ブロックをあからさまに食らったように見え、位置関係次第では1着まで突き抜けていた可能性もあったように思える。オーナーのクイーン牧場さんのTwitterを探ってみるとディープ覇走非凡で才能は直線バフに全振りとのこと、恐らくは日輪か開闢のスタミナバフで仕掛けタイミングをカバーしているのではと予想した。左2が無印かつ直線に入ってからのスタミナバフ発動でも仕掛けで大きな遅れを取っていない点は特に興味深い。

各馬個別の挙動の他に、全体として最も注目したのはレースが大きく動き出す仕掛けのタイミングだ。昨年の王座のジャパンカップは高いスピスタが要求される面子となり、全体の仕掛けが私の戦前の想定よりずっと遅く、才能選択を直線バフに寄せていた自馬は大幅に仕掛けが遅れ馬群に沈んだ苦い思い出があった。5周年記念BCはアプデによる上限解放直後の開催ではあるが合計素体値のレベルは現在とそう大きくは変わらないであろう。ここをベンチマークとし、王座では常時バフ重視のオルフェ勢が多数参戦するであろうことを加味して全体の仕掛けタイミングはさらに遅くなると想定した。

600mのハロン棒付近を目安に何度も見返したが、この地点から他馬に先んじて動き出しているのは1、2番人気のゾフィ号とミライノカケハシ号だけに見える。全体的な仕掛けタイミングはかなり遅いのである。やはりこれはアレでいけるんじゃないかと希望が見えてきた。目安を残り600mにしたのは既にある非凡が頭にあったからだ。

■BT非凡再び

昨年の王座ジャパンカップでもBT非凡馬を生産したのだが、試走した結果以下の理由により「東京2400では強くない」と結論付けて本番では出さなかった。

・東京コースにおいては各馬の仕掛け出しが早く、BT非凡の「残り600mからスタミナアップ」がアドバンテージになっていない。スタバフ効果を除けばBT非凡はやや弱めの差し非凡という印象だった。

・ジャパンカップ条件では先行が人気で数が多く、また同型の差しスペシャルウィークの存在もあって前目に位置取ることが難しい。非凡発動中の前詰まりが起こりやすく、直線終盤の伸びで劣るのでBT非凡ならではの利点が見えなかった。

前者についてはこれまで述べてきたように私の認識が間違っており、出走馬のスピスタレベルが高いレースでは残り600mからの仕掛けでも全く遅くない。BT非凡のスタミナバフ効果により仕掛けタイミングで優位を取れる可能性は高いとみた。

後者について、ダービーでは専用調教才能の存在もありジャパンカップと比較して差追が相対的に有利である。先行が少なく、追い込みが特に人気となれば差しで前目に位置取れる可能性は十分にある。またダービーにおける差追の調教才能は強力かつ共通のものが多く、直線バフに全振りした場合の差しの伸びは相当なもので、常時バフに枠を割かざるを得ないオルフェ勢にも対抗できるのではないか。

というわけでダービーでもBT非凡で勝負することに決めた。まだ1匹目も釣れていないが2匹目のどじょう狙いだ。

■登録馬とレース振り返り

スピ147スタ127根性90後半 気性Cはさすがに?
楽しかった地球防衛軍6の思い出が蘇る

因子厳選に失敗し堅実クロスが組めなかった影響で気性はまさかのⅭ。位置取り重視で根性は適当でヨシの方針(後編で詳述する)なのに我ながら作り込みが浅いと言わざるを得ない。

才能選択は皐月賞とほぼ同じく直線のバフ量を最重視。高潔無比のみコンセプトからやや外れるが理由は3つ。イレ込みが怖すぎて気性アップを入れたかったこと、直線後半での伸びを重視したこと、最後に「競り合いで疲れづらくなる」効果を出来る限り長い時間途切れず発揮させたかったからであり、詳細はこれまた後編で言及するつもりだ。

レース本番では6番枠で主戦戸崎確保、3番手好位からやや前が詰まったものの一旦は先頭に立ち、内からベストスマイル号にブチ抜かれたが粘って2着を確保。あれだけ前に行けたこと自体が僥倖でほぼベストパフォーマンスであったと言える。仕掛け出しは直線に入ってからで他馬よりやや遅れており、BT非凡だけではスタミナ補助に限界があるということだろう。

当日のレース観戦中も視界には映っていたが、改めて見返してみると勝ち馬オーナーで後に総合優勝を決めるふふ牧場さんが跳ねるようにガッツポーズされており。その熱意にも感服し、素直に祝福したくなる大変に清々しい敗戦であった。いやはやおめでとうございます。悔しいがあの面子では恐らく何回やっても私の馬が勝ち切ることはないだろうな。

■その他の選択肢

最終的にはBT非凡で挑んだダービーであったが、ダビマス全書の才能ページを何周もしつつ検討した選択肢は他にもあった。

・アリダー
第42回公式BCのオークス総力戦の勝ち馬キャルトン号が当非凡であり、東京2400においても有力な選択肢の1つだろう。BT非凡と同じく直線バフ全振りで挑む構想があったが、やはりスタミナバフの発動時点の差が大きく不利に働く可能性を鑑みてBT非凡を選択した。不確かだが3着馬ネコネコフレンジー号はアリダー非凡っぽい動きで謎の親近感を覚えた。一緒に壁作って追い込み勢をケツブロックしたかったですねえ・・・

・ディープインパクト覇走
前段で言及したクイーンエヴリーヌ号をイメージした戦法。オルフェ非凡を除けば追い込み非凡の中で最も直線バフが強力な印象で、1つは調教才能を直線バフに全振りしつつ日輪で仕掛けタイミングを補助、もう1つは結実で後方から捲るパターンを想定した。うち前者は今回の条件において前目に位置取れる可能性が低いと感じ断念。後者はかなり迷ったが配合の組みやすさも考慮してお蔵入りとなった。

(後編に続く・・・)














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