アルディージャが残留するためには何勝何敗ペースでいく必要があるのか
1.はじめに
霜田新監督を招聘し、再スタートを切った大宮アルディージャですが、当面は降格圏からの脱出、つまりJ2残留が目標になると考えます。残留するためには最低限、何勝何敗ペースでいく必要があるのか試算してみました。
2.残留ラインの想定
まず最初に残留ラインを想定します。ある方の計算方法に従いたいと思います。
今シーズンは4チーム降格ですので19位以下が降格となります。過去5年のJ2リーグの19位の勝ち点は以下の通りです。
2016年 43
2017年 38
2018年 43
2019年 42
2020年 49
この勝ち点を1点でも上回れば降格を免れるということで、それぞれ+1したものを残留可能な勝ち点とします。
2016年 44
2017年 39
2018年 44
2019年 43
2020年 50
5年間の平均はちょうど44となります。ということで残留ラインを勝ち点44とします。グラフにすると以下のようなります。
17節終了時点で残留ラインには足りていないことが見て取れると思います。
3.何勝何敗ペースでいく必要があるのか
それでは今後、何勝何敗ペースでいけば最終節までに残留ラインを越えられるのでしょうか。仮に1勝1敗1分ペースで勝ち点を積み上げていった時の最終勝ち点を試算してみましょう。3試合で勝ち点4のペースですね。
いきなり答えが出ました。42節時点で勝ち点が44.33...となり、残留ラインの勝ち点44に最終節でぎりぎり到達できることになります。
もう少し具体的に言うと、最終節前の41節で勝ち点43になります。最終節で勝てば46、引き分ければ44で残留。負ければ43で降格という激アツの展開になります。これで残留できれば(降格圏からの)大脱走、いわゆるGREAT ESCAPEってやつですね。
最終節のホームで残留を決める激アツの展開になったら、プレミアリーグとかで見る「試合終了と同時にピッチに乱入して選手達を胴上げする」をやるしかないですよね!(絶対やっちゃダメ)(だけど1回やってみたい)
4.まとめ
ということで、残留するためには今後、最低限1勝1敗1分のペースでいく必要がありそうです。グラフの傾きをみると、昨年2020年のペースでは足りず、2019年、2018年のペースが必要といった感じです。これまでのチーム状況を踏まえると難しいチャレンジですが、決して不可能ではない目標だと思います。
いざスタジアムに行けば、我々サポータにできることは全試合、勝利できるよう懸命に応援するだけですが、現場サイドとしては、上位陣との対戦で後半残り時間少なくなって同点の時に、リスクを取ってでも勝ち点3を取りに行くのか、勝ち点1を守るのかなど難しいかじ取りが必要になりそうです。
予想以上のペースで勝ち点を積み重ね、続編「アルディージャが1桁順位でシーズンを終えるためには何勝何敗のペースでいく必要があるのか」を書けるようになることを期待して明日もスタジアムへ向かいます。
それではまた。
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