きりえ三国志ムービー
この「きりえ三国志」は今から32年以上前に「人形劇三国志」に触発されて作られた。
当時コンビニのコピー機で印刷し、絵本を作る製本技術で作ったコピー誌だった。
サイズは2種類。 見開き用ハードカバーのB4サイズと、ホッチキスで綴じて表紙を包みボンドで接着した簡易B5サイズ。
両サイズ共、表紙はレザックを使い、色も魏(赤) 呉(黄) 蜀(青)で作った。
吉祥寺にあるギャラリーで個展を企画し、80枚近い三国志原画展を前編・後編と分けて展覧した。 安く借りられるギャラリーは狭いために、二回に分けての展覧だった。 個展をきっかけにこの画集を¥3,000.ーで販売し、30冊売れたところで製本を辞めている。
理由は通販の送料が高いのと、製本するのにあまりにも手間がかかるためだった。
パソコンが普及する前で文章も手書きからワープロを買って(窓がようやく広くなりたての頃)打ち直した。 今なら同人誌印刷所を使えば安くできたかもしれないが、経済的余裕がなかったのでこのコピー誌は苦肉の策だった。
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