2月15日僕もインフルになる

朝起きたら凄まじく寒い。寒くて動けない。本当は次女の学級閉鎖に備えて休んだのだが、自分の体調こそが悪化している。

熱は36.3度。しかし体がガタガタと震える。ロングスリーブのヒートテック、厚手のパジャマ、フリース、コートを着て炬燵に潜っても寒くて動けない。昼過ぎまで記憶が断絶的で、とにかく横になっていた。

次女も調子がまだ全快ではなく、朝ご飯もろくに食べられない状態だった。昼頃に、今何だったら食べられそう?と聞くと「おとうのチャーハン」と言われ、マジか!と思ったが何とか作る。作ったものはちゃんと食べてくれてよかった。

妻は仕事を午前で切り上げてくれて、午後早い時間に帰ってきてくれた。そこで僕は、妻が今の僕のようにダウンしたらどうするのだろう、とシュミレートする。フルで休むか、在宅にしてもらえるか、時短勤務にするか、どれかになるが、うちの職場はそんなことをしてくれるのだろうか、不安になる。うちの職場の男性は、恐らく子育てに関わったことのある人が少なくて、事情があまりわかってくれない気がする。

炬燵に潜っていたせいもあって、良いことなのか悪いことなのかわからないが、体温は38度を超える。その様子をみて妻が「病院に行ってくれば?」と予約しくれた。近所のWEBで予約できる病院で、長女の幼稚園時代からの同級生のお母さんが働いている病院であり、本当は17時台の診療(しかもその時点で30人待ち)だったのだが、14時半過ぎの診療に回してくれた。

発熱外来なので、駐車場に車を停めて、検査の順番を待ち、検査後も結果がでるまでその場で待機。暇つぶしに買ったままで読めていなかった「雨がしないこと」を読む。https://amzn.asia/d/0TDnorw

ほとんど夢か現かわからない状態で読んでいたけど、良い作品だったような。男女関係や人間関係の全ては恋愛でなくても良い、とは40を過ぎて思うけど、できれば恋の先に結婚があるのだろうと信じていたい世代でもある。最近の研究では、恋をしている状態は脳内麻薬が出ているから、そんな状況の人と結婚することはよくないのだと読んだが。

検査結果は、僕もインフル!ということだった。処方箋をもらって家に帰り、妻がLINEでウェルシアにその処方箋の写真を送ってくれる。こうすると、薬の準備ができるとそのお知らせがLINEに届く仕組み。素晴らしい。

その後も熱が出たり、収まったりを繰り返す。僕自身はもう「つらーい」「だるーい」という塊になっていて、何もできず布団にいたり炬燵にいるだけだった。

夢を見ているのか、起きているのか分からないなかで、幾つかのことを思い出したりした。例えば、小学校のときに塾で仲良しだったこの家まで、わざわざ電車で乗り継いでいったこととか、「日曜の朝、ここに来てくれたらケーキをあげるよ」と言われ、確か小2か小3のとき、こっそり家を出てそこに行き、賛美歌的なものを歌ってきた、と母親に報告したら「それは宗教よ!危ないじゃない!」と怒られたこととか。

夜はあまり寝られず、そこでも夢を見ていた。覚えているのは、凄まじくきたない横浜駅で、XINUがチラシを配っていて、僕ファンです!っていってサインをもらおうとして、でも実際に持っていたのはCDではなくCDのデータが入ったスマホであったため、困った、という話。

とにかく、思い出すために生きているのだと思った。

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