2月17日そして長男も発熱

朝、熱を測ると37.8度。うーん、全然良くならない。相変わらず寒いし、お腹も空いていない。大丈夫か、俺。朝6時半くらいに起きて、リビングに一人。録画していたTVを見る。去年の11月の関JAMの「迷曲特集」とNHKの坂本龍一と高橋幸宏の特番。そういえば、坂本龍一特集のユリイカが欲しかったことを思い出す。

坂本龍一のTVを見ながら、やっぱり音楽作ってみたいなあという気持ちが強くなる。坂本龍一の最後のアルバムみたいにフィールドレコーディングで録った音をサンプリングして曲を作ることは自分でもできるのではないか、とか思うのだが、そうは甘くはないか。

そういえばこの前、自分の長所ってなんなのかなあ、と考えていたことをふと思い出した。それは、先週の自分の車のリコール対応の整備の帰りの車の中だったと思う。僕は一人で車を運転することがめったにない。免許取り立ての頃、実家の車を運転しようにも、家の車が大きいにも関わらず(ランドクルーザー)、前の車道が狭かった結果、僕は車庫出しはできても車庫入れを人路ですることができず、あまり車には乗らなかった。というか、車庫入れで大いに車を傷つけたことがあって、こっぴどく父親に怒られ、実家の車を乗るのを諦めた。だから、旅行先で乗るレンタカーとかが殆どの運転体験で、「ああ、今日はむしゃくしゃするから、一人で真夜中のドライブにでもいくか!」みたいなことはなかった。そういうことはあっても良かったのになあ、と今なら思う。もしかしたら人生が変わっていたかもしれない何かに出会っていたのかもしれない。

自分の長所は、そのときに思い立ったことは「編集能力」なのかもしれないということだった。それは当然に雑誌を作る力、というものではなくて、情報の整理の仕方とか情報のくっつけ方・揃え方、という感じで、今の仕事に一番必要なのが恐らくこの力で、その結果、鍛えられたのだろうと思う。
僕は決してちゃんとDJをしたことはないし、大したことはできないけど、それでも今度の4月にDJをやらせてもらえることをとても楽しみにしている。なんか、こう、大学生のときに選曲をして流していたときよりも、社会人になって鍛えられた、この編集という能力が活かされて、いいつなぎができるのではないか、という期待がある。ただ、僕は致命的にBPMを合わせることができない。

結局は今日も体調が悪く、午前中はずっと横になりながら、最近買った(というか、買ってしまった)10枚以上のCDをスマートフォンに転送していた。かつてレンタルで借りて、SDカードに入れておいたやつを改めてフィジカルに買い直しているものが多い。森は生きている、とはヨギーニューウェーブとか。コーネリアスも直近の3枚を買ってしまう。

午後はひたすらに横になる。寝たり寝なかったりを繰り返していたら、夕方になっていた。僕のささいな夢は、ひとりきりで家でダラダラ過ごすことだ。お風呂で音楽を流しながらお酒を飲みながら漫画を読んだり、スパイスからカレーを作ったり、そういうことがしたい。そういうのは、多分あと何年もできないんだけど、でもインフルエンザであれ、こうしてただ何もしない一日、ただ横になっている一日、というのは貴重だ。

リビングから暴力音が流れてくるので、耳を澄ますと、東方仗助がボコボコ殴っている音だと気づく。昨日途中まで子どもたちと見ていて、4部があと6話くらいで終わり、というまでのところまできていて、恐らく自分が寝ている間に見始められてしまった。体調も悪いのでのっそりしながら階段を降りていくと、案の定昨日からすでに2話ぐらい進んでしまっていて、僕はその2話を見逃すこととなった。残念。結局そのまま最後まで見終える。4部完結。途中から長男がだるい、というので熱を測ると37.5度ということで、とりあえず様子見だね、となる。

妻が夜にPTAの人と夕飯を食べに行くとのことで、何とか配膳したり、洗い物を済ます。常に粘膜に包まれているようなだるさが続く。

そうこうするうちに、長男が熱いというので、熱を測ると39度超え。これはインフルかもしれない、と思い、とりあえずご飯を食べさせてから次女のあまりの解熱剤を飲ませ、先に寝かせる。

久々にその後、僕はお風呂に入る。次女と一緒。楽しそうにお風呂に入ってくれる。体をくゆらせながら、浴槽の中を優雅に横たわり、黒髪を靡かせながら泳ぐ。長女のときは、小4のときに「もう一緒にお風呂に入るのはさ、おしまいにしようね」と言って、それから入らなくなった。胸が少し膨らみ始めてきていて、そうなるともう一緒にお風呂に入らないほうがいいかな、と思ってそうした。妻の妹の娘は小6だが、まだその夫は一緒にお風呂に入っているとのことで、まあそれは親の考えの個人差があるのだろうけど、僕は何だか、もやもやしてしまう。

次女とお風呂から出ると、すでに長女は自分の部屋で勉強をし、長男は先に就寝、妻はまだ帰ってこないので、僕と二人きりだった。
次女は、恐らくあまりかまってあげていないということと、時間をかけてあげていない、ということで、上の二人よりも特に精神的な成長が遅く、幼く、特に自制心が全く育っていないように思える。だから、正直に僕は次女にはイライラすることが多い。直ぐ何でも後回しにするのが最も腹立たしい。

でも2人で向かい合っていると、素直に話を聞いてくれるし、ちゃんと自制もできる。つまり、問題は僕の方にあるのだ。彼女とちゃんと向き合う精神的・時間的余裕のない自分に原因がある。

先日彼女に、「おとうとはほとんど一緒に夕飯食べないからさー」と、何かの拍子で言われたことを思い出した。そうなんだよな、一緒にいる時間が少ないのが色々と良くないのだ、と次女を抱っこして階段を上がっていくときに思っていた。

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