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♯018. 12月のナイトプール

皆さんこんにちは、こんばんは、まさやです。

笹塚BASEも、おかげさまで、次回で50回を迎えます、もう少しで1周年を迎えますが、最近はライフワークとして、私の生活の中にすっかり溶け込みつつあります。ここまで特にトラブルもなく、回を重ねて来れたことは、ひとえに皆さんと、相方のヤマヘイ君、アシスタントのマゲさんのお陰です。有難う御座います。

さて、今日は、季節外れの話をひとつ。。。

ナイトプールは1人で行くところじゃない、ということは、良識ある皆様であれば、誰もがなんとなく想像できて、「こいつ今更、何を言ってるんだ?ついにおかしくなって、まさか1人で行ったんか?」というお話かと思います。

あいや、違うんですよ。ちょっと話せば長くなりますので、まぁ聞いてください。

東京でも夏場になれば、いくつかのホテルがナイトプールを開業し、1人当たり10,000円を超える金額で暴利を貪っている事実は、実は石田純一に隠し子がいた、というくらい誰でも知ってる有名な話ですよね?

で、プールサイドではDJ KOOみたいな人が登場して、ゴリゴリの重低音を効かせたクラブっぽいやつか、レゲエあたりをかけて、安酒ベースのカクテルをこれまた目玉が飛び出る値段で売りつけてらっしゃるんでしょう?


だいたいそんな所に行く人というのは、

① ナンパ目的の男の子(複数)

② ナンパ待ちの女の子(複数)

③ ネズミ講系インスタグラマー

④ カップル

の4択くらいしかいないんでしょう?と思っている私なのですが、多分合ってますよね?

ということは、男性が1人で現場に入って、罷り間違ってナイスな女性をゲット出来たとして、中身の属性としては、上記の③しかないわけで、怪しげな株取引用のアプリとか買わされるわけでしょ?誰が行きますかね?

で、100%レトルトのカレーに1,000円以上も払って、味覚だけは海の家を思い出して、夏を味わうことが出来る!ってやつでしょ?まぁ、同じ味は冬のゲレンデでも味わえますがね。。。

余談ですが、私の友人は、こういう欲望全開の浮かれた場所では、せめて職業だけでも、少し硬めのイメージにした方が、女性に声をかけた時の成功率が高いらしく、職業は銀行員の設定で行くんですって。

でも以前、声をかけた相手の女性も銀行にお勤めで(こちら側の設定は嘘なのですが)、会話の中で「どちらの銀行ですか?」と聞かれたそうです。こうなると、都心の銀行なんて数が限られてますから、彼女らの勤め先と被る可能性も非常に高く、うっかりそれに当たってしまった場合、さらに面倒臭くなるな、と考えた彼は、、、

「日銀です」

と、真顔で答えたそうです。

なるほど、恐らく銀行と名のつく組織の中で、最も行員の数が少なそう、つまり、彼女らの勤め先とバッティングするリスクをほぼゼロまで引き下げる事ができ、かつ優秀さもアピールできる、、、完璧な回答(嘘なのだけど)かと思います。


にしても、日銀がナイトプールねぇ(本当は行ってないのだけど)、、、そりゃマネーもジャブジャブになるわけだ。。。

という冗談はさておいて、本題に戻ります。

数年前の夏、ある土曜日の夕方に、スマホを弄っていて「いま、ナイトプールがアツい!」みたいな記事を眺めていたまさやは、「夏の日に、プールに入りながらビールとか、確かに最高だなおい!」ということで、自宅のベランダに置いてあった子供用ビニールプールに、下半身だけ浸かって、ビールを飲んでみた事がありますが、その時の「これじゃない感」といったらなかったですね。。。まぁ、熱帯夜を涼しく過ごす作戦としては、アリだったと思いますけどね。。。

そこで気付いたのです。ナイトプールをあれだけ素敵で怪しい空間たらしめているのは、「水中照明」である、ということに。

いくら夜のベランダに、アウトドア用のランタンを持ち込んでも、全くあの世界観とかけ離れてしまう理由はそれで、プールの中から照らさないことには、あの非日常な感じは出ないのです。プールの外は、むしろ暗い方が良く、下からの明かりこそが重要なのでした。

・・・

で、話は冒頭に戻るんですが、私は今の運動不足を解消する為、せめて土日くらいはプールで泳ごう!と決心しているわけです。

でも、私の滞在中のホテルのプールは、コロナ対策の観点から、利用人数を制限しており、事前予約制かつ、1日1時間前まで、というルールがあります。営業時間は朝8時から、夜11時まで。

私は当然、なるべく昼間の超暑い時間を狙って、事前予約を入れているのですが、その時間帯に急な雷雨などあると、希望していた時間に入れなかったりすることもあるわけです。

ええ、読者の皆様も、そろそろご想像がつくかも知れませんが、先日、もともと予約していた昼の時間帯が豪雨で、プールに入れなかったことから、やむなく夜に予約を取り直したのです。

で、期せずしてデビューすることになったナイトプールに、そーっと行ってみることにしました。あくまでそーっと。。。泳ぐ雰囲気じゃなかったから、すぐに部屋に帰れば良いもんね、うんうん、という心のお守りをしっかり握りしめて。

ところが、、、全然人居なかった。。。DJ KOOもいなければ、柴崎コウも居ませんでしたよ。

シンガポールとはいえ、多少の季節の寒暖差はあり、12月は年内で1番涼しい季節、ナイトプールに入るのは、バカのすることのようです。

少し冷たい水に冷やされ、青ざめながら、ガラスに映る自分の姿を見た時、水中照明で下からからライトアップされた自分の姿は、もやはお化け屋敷そのものでした。。。

それでは、皆さん、良い年末をお過ごし下さい!

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