見出し画像

16.The Noren サイトレビュー

東京・神田でのれんの企画、デザイン、制作を行う中むら様のWEBサイト。
大人っぽく、上品なデザインが印象的です。

目的
・制作の受注
・のれん=中むらのイメージ定着

ターゲット
・のれんの制作を考えているお店
・日本人だけではなく外国人も
・40代〜
・男性

印象
上品、落ち着いた、洗練された、伝統


特徴

余白
縦156px。広くゆったりした印象。

配色
#051019  ベースカラー 深い紺
#70644f 文字色 金
#c9c4b8 文字色   白

深い紺の背景に金や白の文字を重ねた高級感のある配色。白は少しベージュよりの色を使うことで馴染ませています。

フォント
"Noto Serif JP" 日本語
Philosopher    英語 Google Fontから使用可
letter-spancing:0.80em

Philosopherはセリフ体ですが、セリフのカーブがとても緩やかなので、しっかりとしすぎず柔らかい印象があります。

メインビジュアル

画像1

メインジュアルは縦横画面いっぱいに動画が映し出されます。
真ん中にはロゴとyoutube動画の導線が設置されていて、右上にハンバーガーメニュー、右下にスクロール表示があります。
ロゴが真ん中に大きく設置されているので、堂々とした印象を受けます。
ターゲットが40代以降の方ではないかと予想していたため、ハンバーガーメニューを使用しているところは少し意外でした。動画の魅力を引き出すためでしょうか。


英語やマウスカーソル

The Noren レイアウト

このサイトは色味から伝統的な印象が強いサイトだと感じていましたが、見出しやボタンに英語が使われていたり、マウスカーソルが丸で追従するおしゃれなものだったりと、モダンな要素をいくつか取り入れています。
そのため、暖簾の今までの伝統的な印象だけではなく、暖簾で新しい文化を作っていきたいというメッセージ性も感じられます。
こういった和がテーマのサイトで、新しさを感じさせるのは難しいと思うのですが、動作も含めて上品でスタイリッシュに仕上がっているサイトだなと感じました。


真似したいポイント

・メインビジュアル→暖簾とは→制作事例→生地見本→技法紹介→トッピクス→FAQ→フッター

・伝統的なデザイン+新しさを感じさせる工夫
→伝統的な要素:縦のロゴ、落ち着いた配色、セリフ体と明朝体、漢字をあしらいとして背景に使用。
→新しい要素:英語のタイトルやボタン、ホバーした時の多彩な動作、ハンバーガーメニュー、マウスカーソル

・メインビジュアルの動画が魅力的なので、さらに見たい場合はYoutube動画がみられる使用。

・ページのどこら辺を見ているのか線で表示する
→WEBサイトに親しみのない人にも優しい

・FAQに載せたい情報が多い場合は、より見たい情報だけ+をクリックしてみられるようにする。

・ヘッダー背景の色味をグラデーションで明るくなるようにしている
→はっきりとした変化はないが、ヘッダーだと認識することができる。ゆったりとした配置で、区切りが少ないサイトで使用できそう。


感想

「The Noren」のサイトは、始めは伝統的なイメージが強いサイトだと感じていましたが、レビューを行う中で、クラシックさだけではなく革新性も意識して作られたサイトだと感じました。上質さを失わずに、新しい表現をうまく取り入れているとても素敵なサイトだと思いました。
動作なども上品ですがスタイリッシュで他の場面でも使用できそうなものが多かったので、今後サイト制作を行う上で参考にしたいサイトです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?