いつかの日記 #20 〜好かれるために生きない話〜

よくインスタで｢モテる女の極意！｣とか｢モテ女の3ヶ条！｣みたいな投稿を目にする。髪型も服装もメイクも仕草やLINEの返し方まで｢こうした方がモテる！｣ってアドバイスされる。

私は、えーって思う。まずモテるために生きるより自分の芯とか貫きたいもの持ってた方が魅力的じゃない？それに取り繕ったところで結局素がだんだん見えてくる。素が見えてきて幻滅されたらたまったもんじゃないよね。｢取り繕ったあなたが好きでした。素のあなたは好きじゃありません。｣って言われてるようなもんだよ。かなしい〜

つまるところ、最初から素出してこうや。ちゃんと生きてるんだから素で魅力たっぷりだよ、みんな。

自分がありたいように生きて誰かに好かれたらよくない？それでも誰にも好かれなかったら何か間違ってるってことだと思うけど、犯罪的じゃない限り好きになってくれる人はいるよ、絶対。

好かれる数はそんなに関係ないんじゃないかなぁ。生きてる世界とか界隈が違うのかもしれないし、数が多ければいいって訳でもない気がする。最終的には1人でも十分だと思えるのが人生だと思う。

私は今まで不特定多数の人からモテたいって思ったことない。それでアイドルになってからは｢このスタンスでええのか？｣って思ったこともある。｢もっと好かれるために何かをするべき？｣とも思った。

これは難しい話だけど、自分のやりたいようにやって、それで応援してくれる人がいればいいかなって思ってる。｢好かれるために何かをする｣と｢感謝してるから何かをする｣ってだいぶ違うと思うんだよね。私は後者。好かれるためって結局自分の満足に繋がるじゃん、そうじゃないんだよね。自分が満たされたくてアイドルやってるかと言われたらそうじゃないかな。だから、好きになって！ってあんま言えないんだよね。好きになってもらえたらマジ奇跡！って思ってます、ありがとうございます。

私は好かれるために生きてない。たまたま誰かの好みに合ってるだけで誰かにピントを合わせて自分を作ってるんじゃないし。冷たく聞こえるかもしれないけど、実はすっごく奇跡的なんだよ。すごいんだよ、意図せずに誰かの好みになれるって。

逆に、前の方が好きだったとか言われても、知らねえよって感じだよね。もともとあなたに好かれるために生きてないんだけど( ´•ᴗ•ก)誰がなんといおうと今が一番可愛いんだよなって思う。

生き様も性格も学歴も見た目も全部、自分では納得できなかったとしても、未完成だとしても、誰かに無条件で受け止めてもらえたら幸せなんだよ。

好かれるために生きるのはやめようね