高校生のとき1人で泣きながら帰った話
中高一貫校で、高校からの入学。
そういう生徒は、高入生とか外部生とか呼ばれてました。
私は中学に引き続き、吹奏楽部に入部しました。
元からいる「内部生」の中に、数少ない外部生が加わりました。人数は圧倒的に内部生が多かったなぁ。
吹奏楽部は「体育会系文化部」と言われてます。
返事や挨拶は超全力!どの部活にも負けないし、筋トレだって外周だって階段ダッシュする。重い楽器をかついで1階から4階を往復する。運動できない私からしたら鬼だよ、すごくない?(´・_・`)
それなのに、この部活は
返事が小さい…挨拶がロボットみたい…
全然運動しない…え…???
びっくりしました。女子校だったからかもしれないけど、女子校のお嬢様まじ〜????と思ってました(笑)
返事や挨拶を全力でする外部生を笑う内部生もいました。だけど、何も言えなかった。
環境の違う世界では毎日静かに馴染むのに精一杯。
中1から3年間、変わらないメンバーで続けてきた内部生。そこそこの絆はある。先輩だって内部生がほとんど。後輩はまだ中学生だからみんな内部生。
つまるところ、「外部生の居場所がない」
1日で感じました。
初めの頃、外部生は薄暗い倉庫でひたすら練習させられました。みんなが音楽室で合奏してる音がドアの隙間から漏れてて、寂しかったなぁ。
でも、そこで他の外部生と仲良くなりました。
そして、外部生との隔たりなく仲良くしてくれる内部生もたくさんいました。ありがとう( ; ; )
部活が終わって、帰るときは同じ部活の人と帰る!それが当たり前でした。みんなもそうだよね。
部活で仲良くなれた外部生や内部生の子たちと帰ってたけど、残念なことに自分だけ途中から違う道でした。自分だけ違う道を歩くのが悲しい。しかもその時間が結構長い。なんで私だけ!!( ; ; )
1人で歩いてるとき、周りには他の部活の子とか、吹部の先輩後輩とかたくさんいて、まだ仲良くなりきれてない内部生の4人組もいました。
寂しかった、本当に。
同じ部活の子たちがいるのに一緒に帰ってないなんて、周りと上手くやれない人だと思われる。
劣等感。孤独感。
「ささら〜!一緒に帰ろう!」
声をかけてくれたのは仲良くなりきれてなかった内部生の4人組のうちの1人でした。
救われた。
外部生の自分から、一緒に帰ろう!なんて誘うのはおこがましいって思ってたから、声掛けられなかった。
途中からでも私を入れてくれるなんて優しいなって思いました。
だけど、歩きながら感じました。
あ、私嫌われてる。
目が合わない。私には分からない話をする。私だけ1人一歩後ろを歩かせる。私がいると不機嫌になる。確信だった。
4人組のうちのたった1人。そうやって私を省こうとする子がいました。外部生だから。理由はそれだけ。
その子の権力は圧倒的で、ほかの3人も多分勘づいてたけどその子に従う感じ。
4人の中ではその子がある意味腫れもの扱い。そっちはそっちで色々事情があるかもしれないけど、私からしたらすごくショックでした。
先輩にも後輩にも同輩にも気を遣って、ピンと気を張って必死に馴染もうとしてた。帰り道くらい同輩だけでわいわい盛り上がったりどうでもいい話をしたかったなぁ。
その日から私は1人でした。みんなとバイバイしてから、1人で歩いて、1人で電車に乗って、1人で乗り換えしました。あの4人組も全くおなじルートでした。
たまに4人組に声を掛けられたときもあったけど、やっぱり省かれてる感がすごくて嫌でした。
それからは4人から逃げるようになりました。
あの4人より早く帰れるように一緒に帰るみんなを急かして(笑)、バイバイした瞬間走ったり早歩きしました。あの4人より遅くなっちゃったときは、バイバイするところでちょっとお話したりゆっっっっくり歩いたり。
それでも信号が赤になったりして、あの4人が目の前にいたら本当にこわくてやだやだって思ってました。
こんなにあの4人のために必死でした。
その日々が続いて、どうしようもなくなったとき、
生まれて初めて帰り道に1人で泣きました。
外部生だから省かれること。
たった1人の気分でほかの3人からも省かれること。
それが私1人だけだったこと。
最低野郎に怯えてる自分。
毎日逃げるためにあれこれする自分。
どうして私だけなの?
悔しくて寂しくて苦しかった。
私が内部生だったら。
私が4人の中の1人だったら。
そう考えると余計やるせない気持ちになりました。
なんとなく異質なものを除け者にするのが許せないし、そんな中途半端な気分屋の奴に泣かされてる自分も大嫌いでした。
帰り道に静かにバレないように泣いてました。
それでも私は1人で帰るしかありませんでした。
仲良しのみんなと同じ帰り道がよかったぁ。
強く生きよう。
友達に相談してからは、こんな奴に1日を不幸にされてたまるかと思えてきて。
堂々と1人で歩いたり、たまに優しい先輩や後輩と帰ったりしてました。
今思えば、誰と帰るとか一人で帰るとかほんっっとごまレベルの話なんだけど、そのときは「1人でいる自分」が周りにどう見られてるか、すごく気にしてたし、1人でいるなんてどん底だと思ってました。
それくらい当時は人間関係に執着してました。
誰かを自分の周りに置くことで自分が保たれてました。
もしこれ見てる人で、1人が怖いって思ってる人いたら私はすごく共感するよ。でも大丈夫だよ。
たとえ、周りに人がたくさん集まってたとしてもそれが必ずしも本当の友達かはわからないよ。
気分屋のあの子はハリネズミみたいに、触れたらだめ、怒らせちゃだめってみんなに思われてたんだよね。だから誰も逆らえなかった。
それが本当の友達かといわれたら違うもん。
1人はこわいけど、たぶん君は1人じゃないよ。
帰り道1人で泣きながら帰ることがあったとしても、話を聞いてくれる人がいて慰めてくれる人がいて勇気づけてくれる人がいれば1人じゃない。
もし1人だと思ってるなら、私がいるよ。
まぁこの話が何に繋がるかっていったら、
「八割主義」なんですけどね!!!!(笑)(笑)
いや、長すぎだろ、八割主義に思い込めすぎだろ
あの頃の自分は幼かったから、もう今は全然気にしてないので安心してね。
この話をやっとできたので、今度こそ「八割主義」を語る第2弾するね!
最後まで読んでくれてありがとう。
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