自慢をしたからには命をかけろよ?

 そいつは気持ちよくなるための道具じゃねェって言ったんだ・・・
 どうもシャンクス者男性、もとい弱者男性です。「自慢」という行為について書きたいことが頭の中でまとまってきたので書きます。

いい自慢と悪い自慢

 そもそも俺の考えとしてはね、別に自慢ってしていいと思うのよ。人に認めてもらえる環境って言うのはとても大事だからね。人間の自尊心を維持するうえで自慢という行為は明確に生産性がある。
 けど、その自慢の仕方はやはり考えるべきだと思うよ俺は。
 例えばな?「部活でレギュラーを取れた!!」っていうのはクラスメイトに自慢したいことだと思う。頑張った成果だもんな、人に話したいよな。

 けどよぉ、そのクラスにレギュラーを取れなかった人もいるわけでさ、そいつの気持ちも少しは考えろよって。

 別に自慢はしていいんだ。ただ、言い方を気を付けた方がいいんじゃね。という話でな。
 このままレギュラーを取れたことを例に話を進めるとな、レギュラーを取れた理由を大事にした方がいい。
 「練習を頑張ったからレギュラーを取れた」っていう言い方はとてもよくない。頑張ったことは事実だと思うよ。けどさ、頑張ったことはレギュラーを取れた理由じゃないんだわ。だって他の人も頑張ってるからな。その言い方は他人の努力を踏みにじる心無い言い方だと思うぜ俺はよ。
 じゃあどういう言い方が望ましいかって言うと、
 「顧問にキスしたらレギュラーくれたわwww」
これよ。

 いや待ってくれ、ふざけてるわけじゃない。
 この時の自慢で一番大事なのは、「レギュラーを取れたことをアピールする」ことであって、練習を頑張ったことを褒めてもらうわけじゃない。
 なら、レギュラーが取れた事実以外は適当を言った方がいい。それもくだらなくて、あほくさいものがいい。
 なんでそんなことをするのかって言うと、相手に攻める余地を与えるのがすっげぇ大事だと思うから。
 顧問にキスしてレギュラー取れたって伝えたとして「キモすぎwww」とか「嘘つくなや」「ホモ枕営業www」とか、相手が軽口で返せる自慢ってのはいい自慢だと思う。
 だってよ、目の前のやつが活躍したり、幸せになったりしたときに、誰もが心から称賛できるほど世の中って綺麗じゃ無い訳じゃん。
 だったらよ、自慢した奴に対して、自慢の内容の事実は事実として受け止めさせつつ、相手に自慢されたちょっとしたフラストレーションを発散させてやるのも、自慢する側の仕事じゃねぇかな。

 俺はいいことがあっても必ずキモい言葉や、相手が文句を言いやすい形で伝えることを意識してる。もしかしたら相手がその日嫌なことがあったかもしれないし、不機嫌な時に自慢されたら誰だってさらにイラつく。
 俺は相手のすべてを把握してるわけじゃないから、自慢するときも相手がフラストレーションを発散できる、そういうコミュニケーションの形はすごく大事だと思う。
 俺は自慢できる、相手は俺に軽口をぶつけてストレス発散できる。
 この関係性こそ自慢話におけるWin-Winの関係じゃないかな。

こういうのやめようぜ

 たまに自慢話に対して俺が「自慢かよきっしょ」とか言うと本気で嫌がる人がいるけど、あまりにも自分勝手な生き方だなって思う。
 イきりや自慢って相手に褒めてもらうためにしない方がいいよ、ほんとに。褒めてもらえたらラッキーでやろう。
 基本的にはヘイトを集めるくらいの気持ちで自慢しよう。
 誰かに凄いって思われたいなら凄いって思われてる人の真似しようぜ。どんなに頑張ったかをアピールするんじゃなくてさ。
 大谷翔平が一度でも「いや本当に僕練習頑張ってて、誰よりも野球やってるんじゃないですかね。おかけでMVPですよ、はっはっは!!」とか言ってたら嫌だろ。かっこいい奴は自分からそんなアピールなんてしないことみんな知ってるだろ。
 行動で示すんだよ、かっこよさってのは。
 いちいち何をしたどんなに凄いかを自分から語るな。
 語るなら相手に反撃させろ。
 それが耐えられないなら自慢するべきじゃない。
 コミュニケーションってのはいつだって相手がいて初めて成立するんだ。
 気持ちよく語るためだけに相手を存在させるな。

 っていう話でしてね。
 昔ディスコードの知り合いがなかなかイきりで、毎回強めに軽口をたたいてたんですけど、相手もそれを求めてるんじゃないかってくらいイきりでしたんで。
 でもそれ結構嫌だったみたいで、俺の陰口って訳じゃないけど、裏で「ササップが怖い、どうしよ」とか他の人に話してたみたいなんだよ。
 Twitterもブロックされるしさ。
 なんで自慢でそんなに周りから称賛ばかり貰えると思ってるのか理解に苦しむね。話聞く限りそいつモテるみたいで、イケメンだからずっと周りに褒められて生きてきたんだろうな。これだからイケメンは嫌いだ。周りが優しさで許してることを当たり前だと思いあがる。全員くたばれよクソが。
 まあ、モテる人間ってのはずっとモテて来たからそういう周りのやさしさに気付くのも難しいんだろうなとは思うけど。
 でも自慢の仕方は大事にしたほうがいい。
 まず第一自分からがんばったことをアピールするのダサいからね。
 かっこよく生きよう。賞賛なんて後からついてくる。

こういう工夫で相手から批判されよう

  1. 批判されることを当たり前だと受け入れてから自慢しよう

  2. 自慢より大きめのどうでもいい要素を入れよう

  3. 笑わせることを優先しよう

1について
 まあさっき上げた例の通りではある。
 まず批判されることもあるって思ったうえで自慢しよう。自慢で相手が嫌な気持ちになることだってある。みんな誰かの自慢で不愉快になったことくらいあるでしょ。だったら自分はそういう気持ちを相手に抱かせないようにって頑張ろう。そのためには批判されることを受け入れよう。
 誰もが幸せな生活をしてるわけじゃないし、他人の幸福を受け入れられるほど余裕があるわけじゃ無いからね。
 褒めて欲しい時は、周りの大切な人とかに「これ褒めて欲しいんだけどさ」みたいな、形式的な約束をしたほうがいい。
 この一言があるかどうかで相手の受け取り方も変わるから。

2について
 「顧問にキスしたらレギュラー取れた」って文章聞いたら、顧問にキスしたほうがどう考えても衝撃デカいじゃん。
 「あのゴリラみたいな教師に!!!????」ってビックリの気持ちが大きくなれば、単純に自慢に対する愉快も不愉快も軽減されるから。
 だから適当でもいいから本題より大きめの要素を入れて自慢しよう。
 なるべく嘘って分かるようなものがいい。そして自分の価値を下げるものだと望ましい。
 嘘って分かる適当で、相手に批判されたって人間そんなに傷つかんから。

3について
 嘘ってのはセンスがいる。
 相手を笑わせられる嘘を、自慢するなら全力で考えろ。
 コミュニケーションっていうものに真剣に向き合え。
 相手がいる。なら笑顔の方がいい。当たり前の理屈。
 自分だけが気持ちよくなりたいならYouTubeでも初めて好きに語れよ。
 クラスメイト10人に語るのも、再生回数10回の動画を出すのも同じっていう理屈位は受け入れろ。
 人と話すなら相手のポジションを作れ。
 センスある嘘で笑わせろ。話してて楽しいなって思わせるための努力は多分間違いじゃない。
 少なくとも俺はそう思う。それで嫌な思いをしても、俺はその勇気と努力を賞賛してやる。自慢の内容そのものより、自慢したい気持ちをある程度抑えて相手を笑わせようって思ったその生き方の方が、よっぽど自慢の内容よりかっこいい。
 みんながそう思えることが大事なんじゃねぇかな。

まとめ

 ということで俺の自慢に対する気持ちを書きましたわ。
 これを読んだ人がどう思うかは知らないけど、自慢するときの参考になればなと思います。
 こんな駄文を最後まで読んでいただきありがとうございました。

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