参天台五台山記読記022

廿三日(壬申)
天晴。陳詠來,與上紙三帖了。高麗船人來,告知日本言語。惟觀、心賢、善久笠直五十文錢與之。陳一郎干柿十果持來,卒(平)大白美也。人々各果了。行法了。

ノート:
晴れ渡った良い天気の一日だった。陳詠さんが来たので、上質な和紙3帖を贈り物として渡した。
また、高麗船の方たちが来訪し、日本の情報を共有し合った。
惟觀さん、心賢さん、善久さんが笠を購入するため、各自に50文ずつ手渡した。
陳一郎さんが干し柿10個を持参し、みんなで味わった。手頃な値段ながら、大きくて白い粉(柿霜)がついており、とてもおいしかった。
勤行は修了した。


干し柿(画像出典:a-kaki.com)

廿四日(癸酉)
雨下。龍華寶乘寺金剛經會請書到來,而依雨,不行向,廿三、四、五三個日齋,毎日二十(千)人々會主請書在別紙。七時行法了。

ノート:
雨が降っていた。龍華寶乘寺の金剛経会から招待状がきた。雨天のため、向こうに行くことができなかった。二十三日から二十五日にかけての3日間、連続して供養が行われ、毎日二千人ずつがその千僧斎に参加するようになった。会主の招待状は別紙に添付されている。
勤行は七時に修了した。


千僧斎(画像出典:read01.com)


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