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大津は冷たい風が強く吹く港町だった

※21日間チャレンジ3日目。

昨日はヒーリングマーケットさんの大津での開催に合わせて、初めて大津駅で降り立った。
JRの大津駅北口改札を出ると、
『源氏物語誕生の地・大津』
とのぼり旗が立っている。

え、そうなん…だ…?


え、そうなんだ。知らなかった。
来年は大河ドラマが紫式部だから、混むだろうなあ。
と、大河ドラマ『天地人』の時の米沢市の大フィーバーを知る者としては感慨深いものがある。
本当にね、地元の人が
「こんなの興味ある人すくないよね」
って思っていても、びっくりするくらい人が来るから。

駅を出て会場の旧大津公会堂に徒歩で向かう。
10分ほどだと書いてあったからすぐだろう、とたかを括っていたのだが、すぐに
「え、タクシーとか、バスとか、ないかな」
と思った。

なんせ、びっくりするくらい風が強い。しかも、冷たい。
琵琶湖の方角から、ものっすごい冷たい風が吹いてくる。
ぎゃー!

ともあれ、徒歩で向かうことにする。

会場は、琵琶湖の辺りにあるようだ。
途中、懐かしい雰囲気の商店街を抜けていく。
父の実家のある新潟市と、雰囲気が似ている。
よくある、昔の港町近くの商店街。
(父の実家は、幕末五大港の新潟港のすぐそばにあった。今では歴史地区に指定されている、下町(しもまち)エリアだ。早川堀という大きな堀だったものを埋め立てて作った道が縦横に走り、堀の間の住宅地を結ぶ古い道はすべて、車が通れないほど細い。そして水の匂いがする。昔の船着場の近くの街は、おしなべてこんな雰囲気だと思う。)
水の匂いがして、船着場に向かってまっすぐ道が伸びている。
たぶん、堀割りがあったのだろうと思しき、少し広めの道と、昔からありそうな、人と人がすれ違えるくらいの細道の組み合わせが美しい。

少し広めの交差点に差し掛かると、左手(西側)にアーケードのある商店街があった。賑わっているので、土曜日だし、なにかあるのかな。それとも、普通に、週末の買い出しで賑わってるのだろうか。イベントがもうすぐ始まるので、足早に通り過ぎた。

つ、着いた…。(とはいえ徒歩10分ほど)


会場は素敵なレトロ建造物だ。こういうの大好きなのですごく嬉しい。が、しかし、こういう建物あるあるだけど、底冷えがする。(一応暖房は入っているのだが、夕方になって日が翳ってきたら、途端に寒くなった。暖房が入っていなかったらどれだけ寒かっただろう。建物が建った当初はセントラルヒーティングなんて無かっただろうから、相当寒かっただろうな。石造りの建物の冷え方は、木造建築物の比ではないよね。暖房入れてくださって、しみじみ、ありがたい・・・ありがとうございました・・・。)

琵琶湖だー!ヨットだー!天気いいー!!



会場について、用意していただいた席に座ってみると、なんと琵琶湖を眺められる側だった。なんとラッキーなことでしょう。おかげさまで、一日中、琵琶湖を眺めながら座っているという幸甚にあずかった。ちょうどヨットのイベントがあったようで、たくさんの白い帆が強風に身をゆだねて・・・あるいは、もしかしたら、強風に激しくあおられて・・・?いたようだ。トロントの家から、オンタリオ湖の毎週木曜日のヨットレースを見ていたので、すごく懐かしくなった。湖に浮かぶ白い帆は本当に清々しく、心が洗われるようだった。

イベントは、これまで毎回、天然石イベントや化学実験イベントとの合わせ技だったので、大勢のお客様が押し寄せていたのだけれど、今回の滋賀でのヒーリングマーケットは、ヒーマー単体のイベントだった(予備知識なかった笑)。お客様はこれまでと比べたら少なめだったけれど、アットホームな雰囲気で、参加者同士も仲良くなれる感じで、すごく良かった。お越しくださいましたみなさま、本当にありがとうございました。

すっかり暗くなって帰路に着いた。帰りもやっぱり風が冷たく寒かった。この地域に昔から住んでいる人たちは、本当に辛抱強くてすごいな。なんだかそんな尊敬の気持ちが湧いてくる、大津の1日だった。

昇柱、って単語、初めて知った。
昇柱訓練、とかで使うんだね。

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