A-HandAyaちゃんおんりゅう2

湯島の黒い龍との出会い

(2014年4月5日ブログ記事より)

うちの部屋が、どうも龍の棲家らしい・・・

と、気付いたのは、
湯島に引っ越してから、
わりと間もない時期でした。

ある夜、お風呂に入っていたら、
どうも自分じゃない、
男性的な大きなエネルギーが、
頭の中に話しかけてくるんですよね

で、言う事が大きい上に、強いんですよ。

「世界で活躍する人材をここに連れて来い!」

みたいな。

で、最初は、なんじゃらホイ、と思って
スルーしたわけです。

意味わからないし。

で、お風呂から上がって、
お部屋の中で髪にドライヤーをかけていたら。

お部屋いっぱいに、
ドドドドーーーーンっと
大きくて黒い龍の顔が
にょっきり現れまして。

「世界で活躍する人材をここへ連れてこい!」

「はー!?む、ムリですよーー!!!」

「無理ではない!行って来い!」

「えーーーー」

・・・それで、龍のお遣いなのか、
どういうわけなのか、
普段私が絶対に行かないような、
政治家の方が集まるような場所に、
なぜだか送り込まれるように
参加できちゃって、
ブルブル震えながら名刺交換したりして。

でも、来てる本人も目的がよくわからないし、
そうすると相手にも伝わらないしで、
うちにつれてくることなど、
出来ない訳です。

(当たり前だ・・・)

そのうち、龍もあきらめたのか、
最近ではそんな無茶は言わなくなりましたね~(いいのか?)

(いや、ヤツ、じゃない、あの方は、
どうも別の方法を見つけたみたいで。)

「いいな~、よそでは、
【龍遣い】なんて人がいるんですよね~。
 私も、龍遣いになってみたいなー」

なんてかる~く言おうもんなら、

「100年早いわ!!!」

と、ピシャーンとカミナリが。

「ひゃー!す、スイマセン!!!」

と頭をすくめていると。

「・・・本当にそう願うなら、
 政治や経済のことなど、
 苦手意識を持たずに、
 しっかり学ぶことだ。

 おまえ、なんだかんだ言い訳して、
 全く学ばぬではないか」

と、至極もっともなことをおっしゃる。

ふーむ・・・

確かに怒られるけど、
ちゃんと具体的に
どうしたらいいか教えてくださる・・・

・・・これはもしかして、世に言う、
「ツンデレ」ってやつ・・・?

で、どうも、私の部屋の中でも
お風呂のある場所が
龍の通り道になっているらしく、
お風呂に入っていると、
よくいろんなインスピレーションを
ビシバシ送ってくれるんですよねー。

お仕事の事とか、かなり具体的に、
こうしたらどうか、というアイデアをくれるんです。

で、うちのソファーのあたりなんですね、その道が。

なので、うちに遊びに来て、
ソファーに座って話をしているだけで、
イベントやお仕事の構想が
どんどん湧いてくる、まとまる!と、
なにげに大人気となっております

そんなこんなで、ますます張り切る、うちの黒い龍さん。

女性がたくさん集まっていたりすると、
興味津々って感じで、
外側から覗き込んでいたり、
大きな顔を部屋に突っ込んで同席していたり。

最初の頃は、名前も教えてくれなかったんですが・・・

「あのー、よそでは、
『◎◎龍』なんつって、
 龍さんたちのかっこいい名前を
 時々聞くんですよねー。

 『湯島の黒い龍』って、
 すごく長くて、言いづらいですし・・・
 もしよかったら、そろそろ、
 お名前、教えていただけませんかね?」

「・・・オンリュウ。」

「オンリュウ??『おんの字』の御龍、ですか?」

「違う!『陰陽師』のオン、
『陰』の龍で、『陰龍(オンリュウ)』だ」

「へーーー!!!
 オンリュウさん、だったんですか!
 美しいお名前ですね~!」

「当たり前だ」(ふっ)

どうも、「美しさ」は、
彼にとって基本らしい・・・。

最近、人の形をして出てくることも増えてきた、
オンリュウさん。

なんか、切れ長の目に、
色白でしゅっとした頬の線。
髪の毛が長くて、さらーっっっとしてて、
黒っぽい着物の上にグレーの羽織を
さらりとはおってたりするんですよね。

「なんか、ものすごい、イケメン風なんですが・・・?」

「美しくて当たり前だ」(ドヤ顔)

ふーむ?そうなのか~。 

しかし、なんか違うことを言うと、すぐに

「100年早いわ!!!」

と、ピッシャーンとカミナリを落とされる
怖い存在であることに、
変わりはないのですが。

(2018.05.27. 一部編集済)

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