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日産スカイラインRSに乗ったこと

セリカ リフトバックのことを書いたので、日産スカイラインRSもこの際書いてみたくなった。大学4年の1年間だけ乗ったセリカを廃車にして、3,4年後またしても走り屋の車を買ってしまった。走り屋とはほど遠いのに。

鉄仮面の前の車種でノンターボ。色はガンメタリックとのツートン。FR(後輪駆動)車であること含めてスカイラインRSの加速の時の快感は気持ち良かった。


しかしじゃじゃ馬と言われて運転が難しいのと、電気系統が弱いと言われていた通りだった。ある時街中の渋滞の中で、エンストもしていないにエンジンが止まりかからなくなった。大迷惑をかけながら、押して道端に付けたのだが、そのうちエンジンがかかった。こういうことが数回合ったが、規則性に気づいた。それは2週間以上エンジンかけないと、走り出して20分前後で必ずエンジンがストップするというもの。そしてその後ほおっておくとかかる。メカに強い人なら原因が説明できるのだろうけど、残念ながら私はメカオンチ(笑)。その後実家に帰る途中の長い渋滞にスカイラインRSはキツイので手放したが、買い換えた日産NXクーペは運転しやすく楽だったが、なんとなく寂しかった。

スカイラインRS乗っていた時も、当然ながらまあまあのエピソードがある。観光地に行って駐車場に入った時のこと、広い駐車場が満車で、開いているところを探していたが、私は10台ぐらいの後続車を引き連れて先頭にいた。前からセドリックだったか、強面の車に、強面のおっさんがきた。田舎なので単なる肉体労働者の親方だったのかもしれないが、気質に見えない迫力。狭い箇所で、どちらかが下がらないと離合できない。でもこっちは10台引き連れている責任もあるし、スカイラインRSオーナーのプライドもある。そしてその強面のおっさんは、嫁さん(スナックママ風)と娘さん連れだし、どうにかなるだろうと思って、下がれ下がれの合図をした・・・というより、してしまった。
強面のおっさんは、勢い良く車を飛び出して「おどりゃー・・・・」とかなんとか叫びながらこっちに迫ってきた。図体でかいし凄い迫力。「どういうこっちゃ降りろ!」私はちょっとだけ窓を開けて「すんません。でも後ろに沢山並んで・・・」と言って後ろを見た。なんと10台の車達は全員揃って、ずるずると下がっていて私だけ取り残されていた。心の中で「おーい、待ってくれー。あんた達仲間だろ!」よほど怖くて巻き込まれたくなかったんだろうね。

真昼間の観光地で人が多いことと、強面おっさんが家族連れだったことなどで、なんとか外に引きずり降ろされることなく、許された。こんなとこで引きずり降ろされて痛い目に合うのは、痛いことより恥ずかしかっただろう。ちょっとやり返すと警察ざただったろうし、悔しいけど仕方無い。それとこの手のヤバい人との絡みがそれまでに3,4回あったからちょっとだけ慣れていたことも良かった。

さて、こんな私がスカイラインRSのオーナーになったこと、セリカ同様に謝りたい。生きている間にまた乗ってみたいが、両方とも現存車は高額なので、買うことはできないな。

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