スケボー怪獣
これは、何でいうんだっけ。
蝋を溶かしてスタンプするやつ。
そう、シーリングスタンプである。
おそらく人間誰しも一度は憧れるものであろう。かくいう私もその一人。
しかもなんとパリへのひとり旅行中に購入という箔に箔が着きまくってキラキラとしているシロモノ。でもなぜかスタンプはスケボーに乗った陽気な怪獣である。うーーん。お上手。
しかし困ったことに宛名がない。
誰に当てた手紙なんだろう。開けずに送れたらベストだなと思う。まあ送らなくてもいいけど。
おそらく旅行中に買ったポストカードが同封されていると思う…
何が入ってるんだろう。
気になるなぁ。
そういえばこれは友人に当てた物な気がしてきた。この友人はとても食事通で、豚の油を2kg購入し、それを溶かし牛肉を3時間以上低温調理する料理コンフィを自宅でよく作る。
私はそのおこぼれに預かり晩酌をさせていただいていた。
そんな友人にむけ、パリのオルセー美術館(オルセーじゃないかも)でハムの絵が描かれたポストカードを買ったような気がする。そのポストカードを見た瞬間嫌がられるであろうことは想像に難くない。
さて本題に戻ると全くやはり中身は思い出せないが、手紙はそのときの気持ちがそのままそこに残るのでなんだか面白い。それが出しそびれていたらなおさら。いったい私はそのときその人に何を伝えたかったのやら。
たまには手紙を書くのもいいことだ。
できれば送付していたかったが。
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