見出し画像

キャリアの悩み⑧ あれから半年、結局どうしたのか

(2019/11/29)

記録が半年間空いてしまった。精神的に負荷がかかった状態でやることがないとこの手の文章は手が進むのだが、現実で物理的に忙しくなるとこのように改めて自分の考えを記録する機会はなかなか作りにくい。今は修士論文を書き終えて(一言で済ませない程の大変さだったが、あまり文章に起こしても有意義なものだとも思えないので別枠で短く振り返って記録したいと思う。修士行く人の多少の参考になるかもしれないし。)、精神的にも時間的に落ち着きと余裕がある。

この半年間、かなり色々なことがあった。

自分でも過去の記事を読むと非常に興味深い。
色々と考えているのだな、と。


さて、では結局私はどのような選択をしたのか。








私はJICAを辞退した。


もう11月も下旬になってしまったが、辞退を決断したのはJICA内定式直前の9/30のことである。
開発学を勉強し、わざわざイギリスで修士号を取ったにも関わらずJICAには結局行かなかった。

なぜそのような決断をしたのか。
JICAに関する懸念点は今まで書いていた通りだ。キャリアパスや専門性や待遇なども理由としてはある。

しかしどんな仕事に就こうと必ず「気になる点」はあるものである。

では決定的な理由はなんだったのか。

9/30にいよいよどうするのか、という決断に迫られた時、JICAで働いている自分が率直にイメージできなかった。いや、イメージした時にそれにポジティブな感情が生まれなかったのである。もしJICAに行くことにしたとして、その時の自分は前向きに仕事ができるか?と自問すると、首を縦に振れなかったのである。

そんな自分に気がついた時に誰よりも驚いたのが自分だった。
なぜならそれは自分の必死に見ようとしなかった根本的な前提違いをあまりにも露骨に表しているからに違いない。

それは「自分がやりたいのは国際開発ではない」ということ他ならなかった。


これはおそらく次の記事で書くが「国際開発をやりたい」と学生時代に考え始めることの原因と背景、そしてその意味についてはよくよく理解しておかねばならない。開発に興味をもっているのか、「持たされているのか」はよく見極めねばならない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?